中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
四川省西部の古鎮ー黄竜渓
   2005-08-24 10:42:45    cri

古鎮の石畳の道

古鎮の移り変わりを見守ってきた樹齢百年の木

古鎮ー黄竜渓は、四川省成都市の南42kmの双流県内にある。その歴史は後漢の建安24年(紀元195年)まで遡ることができ、これまでに1810年の歴史がある。鎮内には保存状態のよい明・清代の建築が多く残っており、石畳の道、木の柱と黒い瓦の古民家、精美な彫刻が施された窓格子などが古朴で閑静な雰囲気をかもし出している。鎮内にある6本の樹齢千年を超えるガジュマルの古木が、古鎮に神秘的な雰囲気を添えている。また鎮内には鎮江寺、潮音寺、古竜寺の3つの古刹があり、毎年旧暦の6月9日と9月9日の縁日には、往年の賑わいがこの古い町に戻ってくる。

カーブを描いた街路の両側には小さな料理屋が軒を連ねている。その多くは青地に白い字を入れたのぼりを立てており、 そののぼりが風にはためく様はまるで道を行く観光客を手招きしているように見える。郷土料理としては「石磨豆花」が有名で、ほとんどすべての店がメニューに加えているが、それぞれに特色がある。

古鎮で、最も目に付くのは茶館である。道の両脇、堤の上、竹林の中に生前と並べられた、竹製のテーブルセットや色とりどりのパラソルが、古鎮のお年寄りや歩き疲れた観光客を引きつける。お茶を飲むことは古鎮の人々にとって、食事と同じくらいに重要なことだ。彼らは地元産のジャスミン茶を蓋つきの茶碗に入れて時間を掛けて飲む。竹葉青、峨嵋雪蕊など四川省産の銘茶を出す店もあり、2、3元出して一杯の茶碗を注文すれば、一日を茶館で過ごすことができる。特にお年寄りにとって、茶館はなくてはならない存在だ。

毎年、旧暦の正月1日から15日にかけて、黄竜渓では「火竜」、「水竜」と呼ばれる娯楽活動が開催される。ここでは2時間おきに拍子木を打って時を知らせる習慣が今も残されている。毎年端午節になると、中国伝統の竜舟レースも行われる。

四川省は古巴蜀文化の発祥地である。黄竜渓を通じて、人々は巴蜀文化の特色を知ることができる。

          

文:王 永強

ホームページ:http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/japan/200508/mulu.htm

私の旅行記
v 隆里古城 2005-08-10 10:43:37
v 赤壁観光 2005-08-03 11:14:59
v 東西交流の証ー開平の石造りの洋館 2005-07-28 17:06:09
v 川西高原のドライブ旅行 2005-07-20 12:40:28
v 安徽省の古民居の旅(その四) 2005-05-18 14:35:04
v 日本人が忘れてしまったこと 2005-05-18 14:35:02
v 旅と朝ご飯 2005-05-18 14:35:00
v 安徽省の古民居の旅(その三) 2005-05-18 14:34:57
v 安徽省の古民居の旅(その二) 2005-05-18 14:34:54
v 安徽省の古民居の旅(その一) 2005-05-18 14:34:51
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |