習近平国家主席は10日、海南省ボアオ市で、モンゴルのオフナー・フレルスフ首相と会談しました。

　習主席は会談の中で、「中国はモンゴルとの関係を周辺外交の重要な位置に据えている。われわれは、人類運命共同体の建設を進めて、モンゴルとの関係をより深くしていく。現在、両国の関係は新たな歴史的段階に入っており、双方は相互信頼、協力共栄という原則を踏まえ、チャンスを掴み、全面的戦略パートナー関係を推進していくべきだ」と述べました。その上で、「中国は、モンゴルとハイレベルや各クラスの往来を密にし、『一帯一路』構想とモンゴルの『草原の道（ステップルート）』という発展戦略を結び付けていくチャンスを掴み、各分野の協力や人的交流を拡大していきたい。またモンゴルの上海協力機構（SCO）への参加を歓迎する」と述べました。

　これに対してフレルスフ首相は、「習主席が提唱した包括的発展で、モンゴルを含めた各国により大きなチャンスが訪れている。モンゴルは『一帯一路』構想を支持し、各分野で中国と連携を強化していきたい」と述べました。そして、朝鮮半島や東北アジアの平和や安定に中国が重要な貢献を果たしていると高く評価しました。（藍、森）