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【二時間目】中国あれこれ&チャン族

2018-01-25 15:33:02     cri    


  「ハイウェイ北京」木曜日二時間目番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーはチャン族についてお送りします。

 「中国あれこれ」は、中国での世界文化遺産の保護、今年はレンタカーによる旅行や帰省の人気が高まっていること、江西省腫瘤病院の近くに「油条」(揚げパン)の露店を出した万さん夫婦の話についてお送りします。

 「56の民族、56輪の花」は西南内陸部の四川省を主な居住地とするチャン族についてです。チャン族は、民族独自の言葉チャン語をしゃべります。しかし、漢族との長期にわたる交流、接触のため、すでにチャン族の約四割が、チャン語を話すことができなくなりました。民族独自の文字を持たないチャン族は、漢語の文字を使い、チャン族のほとんどは、漢語に通じます。

 チャン族は、自らの民族を「雲の上の民族」と言い、主な居住地は、全国唯一のチャン族自治州、四川省アーバチベット族チャン族自治州、チベット高原東端に形成された、長江の支流、岷江の流域の峡谷地帯にあり、海抜は2000~3000メートルで、正に雲の上の民族です。

 チャン族の人口は、1990年の国勢調査で19万8303人だったのが、2010年の調査では31万人に増え、20年で60%近く人口が増加しました。早くも3000年前の殷の時代に、チャン族の歴史が甲骨(こうこつ)文字で記されていました。当時の居住地は、西北部と、中部のいわゆる中原地区に居住していたチャン族ですが、唐の時代に、その一部はチベット族と、また一部は漢族と融合しました。現在、四川省のチベット族やプミ族などは、古代の羌族の子孫だとみられます。

 チャン族は、石の建物を作るのが得意で、石の住居、絶壁に通じる道路、吊り橋の建造で高い技術を持つことで知られます。

 チャン族の石の建物は早くも2000年前の漢の時代に記録がありました。その後、各地に移動したにもかかわらず、その建築技術は捨てることなく、いまでも継がれています。最も特色を持つのは、「碉楼」、石の建物です。住居のそばに建てられ、高さ10メートルから30メートル、敵の攻撃に備え、食糧やたきぎを蓄えるのに使われます。形は、四角、六角、八角の多角形で、高いものは13階か14階もあります。建築資材は地元でどれだけでも手に入れられる土や石。石の壁は、内側は地面に垂直で、外側は下から上まで内側に傾けるように建てられます。

 詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)

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