新疆の南部には、カシュガル地区、アクス地区、ホータン地区、バインゴリン・モンゴル自治州などがあります。

　カシュガル地区は人口451万人で、その多くはウイグル族などの少数民族が占めています。古くからシルクロードの要衝、またイスラム教やその文化の拠点都市としても発展し、国家歴史文化名城にも指定されています。

　バインブルク草原は、バインゴリン・モンゴル自治州和静県の北部、天山山脈中部の盆地に位置し、四方は雪山に囲まれています。海抜約2500メートル、面積は23835平方キロ、中国では二番目の広さを持つ草原です。「バインブルク」はモンゴル語で「枯れない泉」という意味です。草原の地勢はなだらかで、草が豊富なことから新彊の重要な牧畜業拠点の一つです。

　クチャは、シルクロード（天山南路）のルート上に位置します。古代オアシス都市国家の亀茲国が栄えた地で、歌舞の郷と称されます。歴史と文化のほか、石油や天然ガスが豊富な中国西部大開発の重要な拠点です。

　この時間は、引き続き新疆出身のCRI実習生ディナさんが、新疆南部の観光スポットのカシュガル、バインブルク草原、クチャ大峡谷、キジル石窟のほか、現地のグルメとして、羊の丸焼き、大盤鶏、涼皮子などを紹介します。是非、お聞き逃しないように！（まとめ：任春生）