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黄山毛峰は中国を代表する緑茶です。その産地は、中国安徽省の黄山です。黄山は、安徽省と浙江省、江西省の境に位置する有名な景勝地です。また、ここはユネスコの世界の自然と文化遺産にも登録されています。
黄山毛峰は、黄山の海抜1200mの半山寺を中心に作られるお茶です。
主な産地は、湯口、充川、岡村、芳村、楊村、長淵一帯で、中でも桃花峰、雲谷寺、慈光閣、岡村、充川などはお茶の品質が最も良いとされています。
この黄山一帯は、古くからお茶の産地としてもよく知られ、麓の黄山市の屯溪は、茶の集散地としても有名です。
黄山毛峰は、宋の時代から生産が始まり、明代には、すでに名のある産地になっていました。清代の末期になると、生産がさらに盛んになり、その後も途絶えることなく生産が続き、1875年に高級種の黄山毛峰の年生産量は5000キロ以上にも達し、さらに1955年には、中国茶葉総公司によって中国十大銘茶の一つに指定されました。
1970年以降、一時中断していた黄山毛峰の生産活動が復活し、今ではこれまでにない繁栄期を迎えています。そして、龍井茶、碧螺春とともに、中国を代表する緑茶の一つになっています。
品質の良いお茶は、中国の二十四節気の清明の前後に、一針一葉の芽を摘みます。そのほかの一部の黄山毛峰は、穀雨(4月20日)の前後に、一針一葉か一針二、三葉の芽を摘みます。
皆さん、黄山毛峰というお茶が気になったら、是非、その産地・黄山(世界遺産)にお越しください。
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