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「和して同ぜず」東北アジア書画展2017北京、8月に開催

2017-10-24 23:57:32     cri    


開幕式での記念写真

 中国国際放送局と中国ラジオ映画テレビ社会組織連合会が共催する大型文化交流イベント「『和して同ぜず』東北アジア書画展2017北京」が8月25日から30日にかけて、北京の民族文化宮で行われました。中国、日本、モンゴル、韓国、朝鮮からの作品およそ150点が、6日間にわたって展示されました。

 開幕式には、中国ラジオ映画テレビ社会組織連合会、国家発展改革委員会国際交流センター・一帯一路研究院、中国駐在日本大使館、モンゴル大使館、韓国大使館および各国の芸術家や各界関係者など、およそ200人が出席しました。


開幕式の様子

 中国国際放送局の王文俊副局長は挨拶で、「『"和して同ぜず"東北アジア書画展』は『一帯一路』(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)関係各国、特に東北アジアの近隣国家に対し、多様的かつ包摂的なプラットフォームを提供している」と述べると同時に、同名のスマートフォン用アプリを同日付けで正式に公開することを発表しました。


会場での共同制作

 このアプリには、作品の閲覧、利用者間の交流、自身の作品のアップロードやネット販売などの機能があり、ユーザーは書画や絵画の展示会情報、芸術家の動向といった最新情報を手軽に手に入れることができます。すでにAndroid OS版がローンチし、2017年10月現在はiOS版の公開に向けて準備中です。


共同作品「山水の繋がり」

 日本から参加した書道家の小林芙蓉氏は、「回を重ねるごとに皆様と顔なじみとなり、ハート・トゥ・ハートで国を越え、交流できることを本当に幸せに思っている。今年の5月に密教の発祥地とされる青龍寺と大興善寺を訪れた(※)。その地で空海が中日友好を願ったように、私も中日国交正常化45周年を記念する意味を込めて、中国国際放送局の協力を受けながら中日友好記念碑の除幕をさせていただいた。空海は大変すぐれた書家だったことで知られている。空海には遠く及ばないものの、同じ書家として、その中日友好の思いを引き継ぎ、書画を通して文化交流を行い、後世まで伝えていきたいと願っている」と語りました。


「未来」青少年展

 朝鮮の芸術家を代表して出席した金哲氏は、挨拶の中で「朝鮮の芸術家も、東北アジアの他の国の芸術家も、同じように芸術を愛する強い気持ちを持っている。『"和して同ぜず"東北アジア書画展』がますます発展し、世界的な影響力を持つような芸術の一大イベントになるよう願っている」と述べました。

 韓国から参加した書道家の李信姃氏は、挨拶の中で「『和して同ぜず』のテーマは自分を失わず、他人を包容するという君子の品格を表している。この展示会をきっかけにして、私たち韓国の芸術家も民間の芸術文化交流の調和の取れた発展により多くの貢献をしていきたい」と語りました。


小林芙蓉氏による揮毫

 モンゴルの芸術家からは、ツウロンバトル氏が代表として挨拶し「去年はウランバートルで『"和して同ぜず"東北アジア書画展』が行われ、好評を博した。芸術には言葉が要らない。異なる文化を背景に持つ人々も、芸術作品によって直接交流をすることができる。この書画展は各国の人々に対し、さらに深い意思疎通ができるプラットフォームを提供している。この友情が長く続くことを願っている」と述べました。

 今年の北京展では、青少年が主役となるコーナーが初めて設置されました。「未来を担う芸術の卵たちの交流」に着目したこの「『未来』青少年展」のコーナーには、各国の子供たちの作品およそ42点が展示されました。


兆暉氏のガイドによる説明会

 開幕2日目と3日目の会場では、作品を説明するイベントがそれぞれ催されました。

 26日の作品説明会は中国国際放送局のラジオリスナー向けに開かれたものです。番組を聞いて申し込んだリスナー20名を対象に、中国の著名な書画家で美術評論家でもある兆暉氏によるガイドが行われました。参加者は約一時間かけて作品の魅力をたっぷりと味わいました。

 27日は子供向けの説明会が行われました。十数人の小学生たちのガイドを務めたのはCRI日本語部の藍暁芹記者です。CRI朝鮮語部やモンゴル語部のスタッフの協力のもと、子供たちは各国の音楽を聴き比べたり、簡単なあいさつの言葉を学んだりして、他国の文化に触れました。


和して同ぜず・東北アジア書画展アプリ ダウンロードはこちら

 なお、「『和して同ぜず』東北アジア書画展」は2014年に初開催されてから、北京市、湖北省、東京、大阪、ウランバートルの各地で展示会や芸術家の交流を実施してきました。今年はすでに4月に東京都立美術館で、8月に北京の民族文化宮で展示会を開き、これまでに合わせて中国、日本、韓国、朝鮮、モンゴル5カ国の書道や絵画、篆刻、彫刻、磁器などの作品延べ200点近くを展示しています。(文化交流実行委員会 )

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