私の故郷が一番！上海市 VS河北省邢台市

　1時間目　清華大学の劉夢潔さん、上海市を紹介

　上海は、長江デルタ地域にある国際都市です。ここの名所といえば、明代に造られた美しい庭園の豫園、随一の繁華街の南京路、観光名所が集まる人民広場も有名なスポットです。さらに、フランスの租界（外国人居留地）だった新天地、昔ながらの街並みを蘇らせた田子坊は、若者の中でとても人気のある場所です。魯迅の記念館のある公園、魯迅公園、孫文が晩年を過ごした洋館である孫文故居記念館も歴史のあるスポットです。

　他にも上海最大のオフィス街である陸家嘴、中国でも有数の規模を誇る上海博物館、郊外で水郷の世界に浸れる朱家角鎮などがあります。上海では2010年に国際博覧会が開かれました。当時の開催地だった上海エキスポパークも今は大変人気のある場所です。そして、去年開業した上海ディズニーランドも魅力的なテーマパークです。

上海の外灘

　この時間は、清華大学日本語科4年生の劉夢潔さんが、上海の外灘、若者に大人気の田子坊という2つの主な観光スポットを紹介するほか、現地のグルメとして、上海小籠包（ミニ肉饅頭）、上海紅焼肉（豚肉の角煮）を紹介します。みなさん、ぜひお聞き逃しないように！

　2時間目　北京第二外国語大学の張帆さん、河北省邢台市を紹介

　邢台市は河北省南部にあります。面積は１万2400平方キロ、人口は788万人（2016年現在）です。

　邢台市は河北省の省都・石家庄の南に位置し、北京から約360km離れています。気候は温帯大陸性気候で、四季がはっきりしていて、降水は夏に集中します。一年の平均気温は12～14℃ほどで、旅行に行く場合、秋が一番過ごしやすい季節です。

鍾乳洞・崆山白雲洞

　また、邢台市は3500年あまりの歴史を持ち、春秋戦国時代から華北地域の中心地で、国の首都が置かれた歴史もあります。そして、元の時代の天文学者、数学者、水利学者である郭守敬の生誕地としても有名で、歴史と充実した産業、観光、文化を有する都市です。

　代表的な観光名所としては、戦国時代の漢方医扁鵲のお墓・扁鵲廟、漢代から続く伝統のある花園・漢代牡丹公園、1300年以上の歴史を持つ名高い寺・唐代の開元寺、500年以上の歴史を持つ建物・明代の清風楼、約5億年前にできた鍾乳洞（国家AAAA級景勝地）の崆山白雲洞などがあります。

　この時間は、北京第二外国語大学日本語科大学院3年生の張帆さんが、鍾乳洞・崆山白雲洞と邢台峡谷群を紹介します。現地のグルメとして、邢台鍋貼を紹介します。どうぞお楽しみに！（まとめ：任春生）