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8月22日 火曜日

2017-08-22 19:35:38     cri    

1時間目 シェア自転車の最新の動き、一人っ子の「親孝行休暇」が各地で導入へ

担当:王小燕、斉鵬

 北京ではギボウシの花が満開になりました。昼も夜の馥郁としたかおりが漂ってきます(写真)。

 こんな中からお送りする今週の番組は、旬な話題2本立てでお送りいたします。まずは、王小燕アナが最近身近なところで気づいた動きです。宅配便の伝票の表示方から、シェア自転車をめぐる最新動向などを取り上げます。写真は発電もできるモバイクのカゴにつけた太陽光パネルです。

 続いて、斉鵬アナが各地で相次いで導入された一人っ子の「親孝行休暇」を紹介します。

 1980年代初頭に始まった計画出産=一人っ子政策で生まれた「一人っ子」世代。最初に生まれた人たちは今、30代後半、両親は60代、60代後半。面倒を見てもらう必要のある年齢を迎えつつある。一方の一人っ子たちは、一人っ子同士で結婚すると、夫婦2人で両方の親=4人の面倒を見なきゃ。さらに子どもを持つと、上に4人の親、下に子ども1人か2人、大変なプレッシャー。親の中、誰か1人でも病気で入院したら、休暇を取らないと介護は無理。そういった状況に応え、各地ですでに関連の政策措置が打ち出され、話題になっています。

2時間目 人形アニメーション作家・持永只仁~中日アニメ業界人が語り継ぐ

 

聞き手:王小燕

 8月12日、「中国のアニメーションと持永只仁」と題したトークセッションが東京国立近代美術館フィルムセンターで開かれました。9月10日までここで開かれている展示企画「人形アニメーション作家 持永只仁」の関連イベントの一環です。

 ゲストは北京電影学院動画学院の李剣平氏院長。北京電影学院は中国では、1952年からアニメーション学科を設置した大学で、中国に多くのアニメーション人材を養成しました。李さんは1984年9月に、この大学のアニメーション学科に進学。中国では、文化大革命で破壊されていた大学入試制度は1977年に再開し、北京電影学院はその翌年(1978年)に久しぶりにアニメーション専攻の学生を募集しました。1984年に入学した李さんと同級生の計13人は、同大学にとって、文革後に募集した2回目のアニメーション学科の学生です。当時の中国では、彼らは大学でアニメーションを専攻する唯一の学生でした。

 李さんたちが大学2年、1985年9月から1986年7月までの一年間、日本から招へいされたアニメーション制作の専門家である持永只仁先生に、アニメーション制作の基礎を教えていただきました。

 「今でもよく覚えているのが、授業で先生と初めて対面した時の事です。私たち13人の学生に対して、一人一冊ずつの大学ノート、鉛筆1本に、消しゴムも1個、そして、『第8アートを勉強しましょう』と書かれた持永先生直筆の教材を、これも一人に一冊ずつ配ってくださいました。この教科書を、私は今でも大事に保管しています。いつかこの内容を整理して、アニメーションについての教材を作成するときに、資料として収録したいと思っています」と李剣平さん。

 トークセッションでは、李さんは持永先生に教わった一年のことを振り返り、同級生たちのその後の活躍ぶり、そして、持永先生から学んだことが今どのように生かされているのか、さらに、現在も毎年、教え子の共同呼びかけに設立した「持永只仁奨学金」のことについて紹介しました。

 今回はこのトークイベントで取材しました。中日アニメ業界の関係者の間で、今、持永只仁がどのように語られているのか、映画監督の高畑勲さん、東京造形大学教授で、日本アニメーション学会会長の小出正志さん、人形アニメーター・真賀里文子さんなどにインタビューしました。

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