私の故郷が一番！黒竜江省チチハル市VS浙江省湖州市

　1時間目　中国メディア大学の于淼さん、黒竜江省チチハル市を紹介

　チチハル市は黒竜江省の西南部にあり、同省第二の都市。面積は44287平方キロメートル、人口は約505万人（2016年）。

　清代は黒竜江将軍が駐屯したため、黒竜江地区の中心地として繁栄していましたが、清代の末、東清鉄道が建設された後、物流集散地がハルビン市に移りました。新中国成立後、黒龍江省の省都はハルビンに置かれました。

　現在、チチハルは黒竜江省西部の政治、経済、文化の中心です。また鶴が生息する有名な湿地・ジャロン自然保護区があり、「鶴城（鶴の里）」とも呼ばれます。

　チチハルは中国東北部に位置するため、夏になると最高気温は30度近くまで上がります。冬は乾燥し厳しい寒さに覆われます。特に12月と1月は平均気温がマイナス20度ぐらいまで冷え込みます。

　この時間は、中国メディア大学外国語学部日本語科大学院生1年の于淼さんが、チチハルのジャロン自然保護区（丹頂鶴保護区）、龍沙公園、名月島、現地のモスクを詳しくご紹介します。また、現地グルメとして、鍋包肉、地三鮮、酸菜白肉（白菜漬けと豚肉の煮物）の話もあります。

　2時間目　北京大学の蔡琳凌さん、浙江省の湖州市を紹介

　湖州市は浙江省の西北部にあり、東は上海、南は杭州、西は安徽省の天目山、そして北部は太湖に面している町です。面積は5818平方キロメートル、人口は265万人（2016年）。

　中国には「依山傍水」という四字熟語があります。「山を背に水に臨む」という意味ですが、湖州はこの言葉のように自然に恵まれている美しい場所です。

　現地の有名な観光スポットには、安吉の竹林、莫干山（江南地域の第一山）、莫干山にある洋風別荘、蔵竜百瀑という滝群などがあります。これらの観光スポットについて、北京大学MTI中日通訳コース1年の蔡琳凌さんが詳しくご紹介します。また、現地のグルメとして、叫花鶏、千張包子、太湖酔蝦などの有名料理のほか、太湖三宝（銀魚、白エビ、白魚）や肉餡粽などの特産も紹介します。叫花鶏、千張包子、太湖酔蝦は、名前だけ見ても想像がつかない料理ですが、一体どんな料理なのでしょうか？詳しくは番組をぜひお聞きください！（まとめ：任春生）