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張高麗副首相の「一帯一路」国際協力サミット・ハイレベル全体会議における挨拶

2017-05-14 11:52:38     cri    
 政策交流、施設連結、貿易順調、資金融合と民心疎通は「一帯一路」建設のカギとなる内容で、これに基づいて協力の共通認識を幅広く達成し、協力のレベルを全面的に高め、新型協力プラットフォームを構築することで、「一帯一路」建設が関係国とその国民に恩恵をもたらすようにするために、以下5方面から提案する。

 政策交流を強化し、「一帯一路」建設の政治的基礎を固めること。今後はさらに政治的相互信頼を深め、ハイレベル往来を密接にし、発展戦略の相互連結を強化し、優位性を補い合い、平等に参与し、共同発展を図るとともに、協力分野の路線図とタイムテーブルを明確にする。

 施設の相互連結を強化し、「一帯一路」建設のインフラネットワークを絶えず完備させる。「陸、海、空、ネット」を一体化したハード面での相互連結とともに、政策、規則、基準を一体化したソフト面での相互連結を推進していく。鉄道、道路、空路、水路、通信、電力、石油ガスパイプラインネットワークとエネルギーネットワークなどを重点に、現代化インフラ体系を共同で建設する。

 貿易順調を強化し、「一帯一路」建設における活気あふれる市場を育成する。2016年、中国と「一帯一路」関係国との貿易額は1兆700億ドル、関係国への直接投資は145億ドルに達した。今後も貿易と投資自由化の利便化をさらに推進し、区域市場間の相互開放を拡大し、「一帯一路」自由貿易ネットワークを建設して地域と世界の経済成長に貢献していく。

 金融面での流通を強化し、「一帯一路」建設における多元化した投融資システムの構築を絶えず完備させなければならない。グローバルな投融資モデルの革新に引き続き取り組み、多元的な金融プラットフォームを築き、商業機構や金融機関が互いに支社を開設することを奨励し、「一帯一路」建設を支えるための、長期的かつ安定的、そして持続可能で完備したリスク管理の金融保障システムの構築に努めなければならない。

 域内の人々の感情増進に取り組み、「一帯一路」建設における関係諸国の友好の架け橋を築いていく。21世紀の今日になって、我々は、古代シルクロードの精神を発揚し、人的・文化的交流を一層強化し、教育、科学技術、文化、メディア、医療、衛生、民間レベルの往来などの各分野における協力を繰り広げ、異なる文明間の学び合いや各国の人々の感情増進を促し、シルクロードの特色があるツアーコンテンツの共同開発を企画し、グリーン、低炭素、循環可能、持続可能といった生産・生活スタイルを提唱し、「一帯一路」をグリーンなシルクロードに築き上げなければならない。

 今後5年間において、中国は商品の輸入を8兆ドル規模に、外資誘致を6000億ドル規模に、対外投資を7500億ドル規模に、そして海外を訪れる中国人観光客数を延べ7億人にすることを計画している。中国は、自国の発展で生まれた大きなチャンスを世界各国と分かち合おうとしている。「一帯一路」建設については皆で話し合い、関連のプロジェクトを共同で推し進め、その成果を共同で分かち合う。会議参加者が「一帯一路」建設の推進と、人類運命共同体の構築により多くの知恵と力を貢献するよう望む。

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