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1時間目 奥田正彦さんのハンコ彫り――「鶯啼山客猶眠」、中国現代文学の散歩道~李敬澤「趙氏孤児」(5‐3)

2017-03-28 18:05:18     cri    

担当:王小燕、斉鵬

 
3月28日 CRI敷地内にて。満開の桜をバックに日本語部の記念写真

 長野県のリスナーさんが寄贈された桜。今年も見事に咲きました。本日はCRI日本語部一同のお花見でした。開花が例年より一週間も早く、22日頃でしたが、その後の冷え込みで、例年よりは長い期間の花見が楽しめています。今年も長野のみなさんに感謝の気持ちを込めて記念撮影をさせて頂きました。

 【イタズラ爺さん・奥田正彦さんのハンコ彫り】

 1月にスタートした新コーナー「イタズラ爺さん・奥田正彦さんのハンコ彫り」。今月の奥田さんの印文は「鶯啼山客猶眠」(うぐいす ないて さんかく なお ねむる)です。王維の「田園楽」七首連作の中の「其の六」、珍しくも「六言絶句」の詩形になっています。

 【現代中国文学の散歩道~李敬澤「趙氏孤児」(5)その3】

 中国文学の翻訳誌『新しい中国文学 灯火』雑誌社の後援により実現した企画です。引き続き李敬澤著、水野衛子翻訳の小説「趙氏孤児」をご紹介します。担当は王小燕、斉鵬、星和明です。

 ★第5部「すごい男」~その3

 殺人の罪を犯した国王・夷皋を諌めようとした宰相・趙盾が大臣に止められて行かなかった。しかしその後、夷皋は趙盾を宴会に招待した。いわゆる「鴻門の会」のようなものだ。「鴻門の会」では、項羽から宴会に誘われて行った劉邦は暗殺を免れたが、夷皋主催の宴会に赴いた趙盾は?

 ★ちょっと難しい用語

 ①提弥明(ていやめい):趙盾の従者。

 ②チベッタン・マスチフ:中国チベット高原を原産地とする超大型犬。主人への忠誠心が強く、外敵に対しては勇敢に戦う犬種。

 ③「鴻門の会」:項羽が劉邦を宴会に呼び出し、項羽の部下たちが秘かに劉邦を殺そうとした出来事。

 ④陽謀:明らかにされた陰謀。

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