2016年、経済･社会発展の年間主要目標･主要任務をしっかりと達成し、第13次5ヵ年計画の幸先のよいスタートを切った。経済が緩やかな成長の中で安定へ、安定の中で良化へと推移した。国内総生産（GDP）が74兆4000億元に達し、世界でも上位の6.7％増となり、世界経済の成長への寄与率が30％を超えた。

　雇用の伸びが所期目標を上回った。都市部の新規就業者数が年間で1314万人となった。大学新卒者の就職・起業者数が再び史上最高を記録した。年末時点での都市部登録失業率がここ数年で最も低い水準の4.02％となった。

　改革開放が深く推し進められた。経済構造調整のペースが上がった。発展の新たな原動力が不断に増強された。生産や生活を支えるインフラの力が持続的に向上した。

　人々の生活が引き続き改善された。全国住民の1人当たり可処分所得が実質で6.3％伸びた。農村の貧困人口が1240万人減り、移住・転居による貧困救済を受けた人々が240万人を超えた。

　国内旅行が急速に伸び、海外旅行者数が延べ1億2000万人を超え、都市・農村住民の生活水準がさらに向上した。