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1時間目 南京市出身の周麗頴さん
1時間目は北京外国語大学日本語学部大学院生の周麗頴さんが登場します。ふるさとは江蘇省南京市です。
南京市は江蘇省の省都で、長江下流の南部に位置する中国江南地域の政治・経済の中心地です。南京市の歴史は約2400年前に始まり、三国志の呉の国や明朝など10の都が置かれてきました。明朝の永楽帝が北京に都を移したため、「南の都」として以後南京と呼ばれるようになりました。この古都、南京市は様々な歴史遺産があり、中国国内では観光地としても有名です。
代表的な観光スポットは、孫文の陵墓である中山陵、明の初代皇帝・朱元璋(洪武帝)の陵墓である明孝陵、中国を代表する巨大鉄橋の長江大橋などです。そのほか、玄武湖、紫金山、明の時代から残る城壁なども有名です。また南京市は「緑の都」として知られ、町の緑化率は42%を超え、国内でトップです。
周麗頴さんは、この中から明孝陵(世界遺産)、南京の城壁の遺跡である中華門を紹介してくれました。そして、名物料理については、塩水鴨、鴨血粉絲湯(アヒルの血と春雨のスープ)を挙げてくれました。更に、夫子廟の灯籠祭りという伝統行事もあるそうです。詳しくは、番組をお聞きください。
2時間目 山西省大同市出身の張祺飛さん
2時間目は吉林大学日本語学科院生1年生の張祺飛さんが登場します。ふるさとは山西省大同市です。
大同市は山西省の北部に位置する山西省第2の都市です。北魏王朝時代に都となり、洛陽に遷都されるまで約100年間、当時の中国北方諸民族の政治、経済、文化の中心地として栄えた、悠久の歴史がある町です。
中国の彫刻の都とも呼ばれ、古代の仏像、彫刻などの貴重な文化財を多く有し、雲崗石窟(世界遺産)をはじめ、懸空寺、応県木塔、九龍壁など数多くの歴史的古跡も残っています。1500年前につくられた雲岡石窟は、敦煌の莫高窟、洛陽の竜門石窟とならび、中国三大石窟と呼ばれています。
また大同は石炭の町でもあり、埋蔵量は推定約376億トンで、「北方の石炭の海」と呼ばれています。
張さんは、雲岡石窟、応県木塔、現地の古い長城「雁門関」いう3つの観光スポットを詳しく紹介してくれます。また、現地のグルメ、刀削麺を取り上げます。どうぞお楽しみに!(まとめ:任春生)
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