2時間目は、中国国際旅行社本社のチーフ日本語ガイドの鄔其興さんが登場します。鄔さんは1985年に大連外国語学院（大学）日本語科を卒業して、中国国際旅行社本社に入社、以来32年間ガイド一筋のベテランです。今まで多くの中日双方の政府、経済、科学技術、文化、教育などの分野の訪問団を案内しました。

　今回から、月に１回、「あの日あの場所、中日民間交流の旅」と題してウ其興さんにその体験談を伺います。

天安門広場を案内すると鄔さん（右側）　　　　　訪問団のハッピを着て（右側）

　第一話、今回は鄔さんが、1986年に、岡山県倉敷市少年少女訪中団（56人、うち、小学生52人）を北京―西安―徐州―鎮江と案内したことを語ります。

1990年3月、後楽園（右から2人目）　　　1990年3月、大原美術館（右から2人目）

　参加の小学生は、最初の訪問地北京では天安門広場の広大さに驚き、感心していましたが、万里の長城ではにわか雨のためにハプニングが！更に、西安から徐州に向かう途中、降りる予定のない臨潼という小さな駅で半数の子供たちが下車してしまったのです。列車が動き出してから気付いた鄔さん、さぁ、どうする？！ハラハラドキドキ、そしてジーンとくる交流の旅。お聴き逃しなく！（任春生）