1時間目　中国今年のベストセラー、河南省新県の山村・西河湾村での見聞

　担当：王小燕、斉鵬

　2016年最後の火曜日。こちら北京でも元日や旧正月に向けて少しずつお祝いのムードが漂ってきました。

　中国では毎年春節（旧正月）前後に、列車による帰省の大移動があります。今年も旧正月を1か月後に控え、帰省の列車チケットを確保するために、みな必死です。発売開始時刻になると、なんとかチケットを確保しようとパソコンやスマートフォンに釘付けになる人も珍しくありません。他人より早くチケットが手に入る専用のAPPも開発されたほどです。

　こんな北京からお送りする今年最後の「旬な話題」、ネット通販大手のアマゾンが発表した中国の今年のベスト・セラーのランキングをご紹介します。紙の書籍とKindle（キンドル）版の電子書籍、それぞれどんな作品がよく売れたのでしょうか。ランキングの特徴や関連の調査結果も交えてお届けします。

　後半の「スペシャル・バスケット」は「中国の農村を歩く」シリーズ。2013年から「美しい農村作り」の試行村として、観光開発で村おこしを試みている、河南省信陽市新県にある「西河湾村」を散策しました。この村には中国で１箇所しかないといわれている孫悟空を祭っている祠があります。村はずれの山中で、中心から徒歩30分ほどの場所にあります。この村で開かれた「郷村復興フォーラム」の招きで村を訪ねた（日本）東北工業大学建築学科の高橋恒男名誉教授と一緒に散策してみました。道中の見聞をマイクリポートでお届けします。どのような風景が見えたのでしょうか。

　2時間目　【CRIインタビュー】2016年を振り返る

　中日交流の最前線で活躍されている方たちにゆっくり、じっくりとお話を伺うこのコーナー。今回は2016年の最終回です。

　単発でのお話し以外に2013年にスタートした「日本の自治体職員在中国、加油」、2015年に始まった「大野清司さんのテレビ人生」のほか、「私にとっての戦争と平和」などのシリーズもお送りしてきました。

　ゲストには、17歳の高校生もいれば、96歳の人生の大先輩もいます。皆さんはどのような思いで、出演依頼に応じ、何を熱く語ってくれたのでしょうか。皆さんのお話から、現在の中日民間交流の様子が垣間見えるような気がします。

　今回は今年お送りした番組の抜粋を織り交ぜながら、2016年を振り返ってみます。