私のふるさとが一番素敵！

　毎月最終週の「中国の旅」は、ふるさと自慢をお届けします。

一時間目　撫順市新賓満族自治県出身の李小麟さん

　1時間目は北京外国語大学日本語学部大学院生の李小麟さんが登場します。ふるさとは遼寧省撫順市新賓満族自治県です。

　撫順市は遼寧省東北部に位置し、省都の瀋陽市から東へ約45キロ離れています。渾河に沿って市街地が伸び、東側は吉林省から繋がる山地で豊かな森林に恵まれています。

　李さんのふるさと、新賓満族自治県は、この撫順市の東南部にあり、中国の最後の封建王朝の政権・清の開拓者であるヌルハチのふるさとです。ヌルハチはここから満州族の勢力を全国に広げ、明朝の統治を終わらせ、清王朝を築き上げました。

　現地の一番有名な観光地は、清王朝の第1の都と呼ばれる赫図阿拉城（ヘトアラ城）。その他、中華満族風情園、怪石が林立する猴石国家森林公園などもあります。

　李さんは、赫図阿拉城と猴石国家森林公園を詳しく紹介してくれます。また、現地のグルメとして、八皿八碗、豚肉と酸っぱい白菜の煮物などを取り上げます。詳しくは、番組をお聞きください。

二時間目　広東省中山市出身の呉泳霞さん

　2時間目は北京外国語大学日本語学部大学院生の呉泳霞さんが登場します。ふるさとは広東省中山市です。

　中山市は、広東省の南部に位置する都市で、広州市、仏山市、江門市、珠海市に接し、珠海を挟んで深セン市、香港にも隣接しています。また辛亥革命の指導者である孫文（孫中山）の出身地で、都市の名前もこれに由来しています。

　常住人口が142.3万人。この他中山市出身の華僑及び香港、マカオに暮らしている人は約80万人以上いるといわれます。

　呉さんは、孫文旧居記念館、岐江公園という2つの観光スポットを詳しく紹介してくれます。また、現地のグルメとして、鳩のローストと魚団子の唐揚げの2つの代表的な料理を取り上げます。ところで呉さんは、偉大な革命家・孫文とふるさとが同じということで、孫文に対して特別な感情を持っているようです。そんな呉さんが紹介する中山市。お楽しみに！（まとめ：任春生）