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1時間目 宅配員の仕事の実態に迫る、演出家・村川拓也さんが北京でワークショップを開催

2016-12-13 19:38:10     cri    


 12月2日に中国でも公開された日本の人気アニメ映画『君の名は。』が、わずか5日間で、興行収入が2.98億元(約50億円)に上り、2Dアニメ映画として公開一週目の興行収入の新記録を作りました。年末の中国では、『君の名は。』が若者の間でのトピックスになっています。  

 師走も半分が過ぎようとしています。そんな中お届けする今週の番組、「旬な話題」コーナーでは宅配便市場の急成長を背景にした、宅配員の生活の実態にフォーカスします。発展の優先順位を「経済成長」から「人々の暮らし」へと移行していく。これは宅配業のみならず、今の中国経済にとっても求められる課題だと言えます。

 後半の「スペシャルバスケット」は演出家・村川拓也さんが北京で行った演劇ワークショップを取材しました。日本文化庁から今年度の「東アジア文化交流使」に選ばれた村川さんは、この度、上海と北京で日本語学習歴のある人を対象に、演劇ワークショップを開きました。来秋に日本で開催予定の、中日韓3カ国の共演舞台に向けて準備を進めている村川さんは、次のように語っています。

 「日中韓は同じ歴史を共有する部分がたくさんあり、歴史的、政治的な面で衝突することもたくさんあります。しかし、いきなりそういう問題を取り上げ、答えを出すことはほとんど無理です。僕がやりたいのは、まずは人です。この10年、中国大陸や台湾からの訪日観光客が非常に増えていますが、日本人の中にはこういう動きを必ずしも良くは思わず、はっきりと言葉では言いませんが、差別の心や優越感を抱く人もたくさんいます。韓国や中国でも似たようなことがあるかもしれません。そういう人々が心の中にためているものに関心があるのです。東アジアの隣国同士の人々が集まった時に生まれる違和感から、まず始めたいなと思います」

 主催者である北京日本文化センターによりますと、北京のオーディションには99人の応募があり、一次審査を通過して35人が面接試験に進出しましたが、成果発表会のステージに選ばれたのは6人でした。わずか4日という短い時間でオーディションを受けさせ、ステージでの本番まで仕上げるというチャレンジに富んだ試みでした。

 どのような参加者が、どのような志で応募し、最終的にどのようなステージを作り上げたのか。また、村川さんご自身は今回のワークショップの手応えをどう感じていたのか。現場で取材しました。

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