吉林省の東南部に位置する長白山は、松花江と鴨緑江の源です。山頂にあるたくさんの白い軽石と積雪に因み「長白山」と名づけられました。ユーラシア大陸北部で最も豊かな森林生態系を有し、温帯から寒帯までの植物が垂直に分する世界的に知られる自然資源の宝庫であり、生物の楽園でもあります。

　夏の天池（長白山の頂上にあるカルデラ湖）に魅了される人は多くいますが、冬の壮大な雪景色も素晴らしい風景です。雪化粧した長白山の山々からは、温泉の湯気が立ち昇り、まるで絵のような独特で美しい景色が広がります。

　また、北京の冬季五輪招致成功を背景に、近年、万達や万科に代表される不動産大手も相次いでスキー場開発に巨額な投資を行うようになりました。中でも、世界最先端の設備を導入した万達・長白山スキーリゾートは、海抜が1640メートルから1820メートルにあり、雪の質はフランスとイタリアの北部の雪とよく似ています。2013年の開業以来、来場者の人数は年々伸びており、今シーズンは昨シーズンの24万人から大幅に増加し、32万人に達する見込みです。

　今週は中国国際旅行社の梁華さんが、この長白山のスキー2泊3日の旅を紹介します。旅の料金、交通手段、そして現地のグルメもお伝えします。どうぞ、旅のプランの参考にしてください。