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11月8日 火曜日

2016-11-08 19:53:08     cri    

 1時間目 中国代表監督に就任したイタリア人を支える実業界の重鎮、魯迅没後80年で仙台の劇団が北京公演

 担当:王小燕、斉鵬

 先週の番組では「サッカー中国代表の監督にイタリア人リッピ氏が就任」とお伝えしました。「旬の話題」はそのリッピ氏の就任を陰で支え、実現させた実業界の重鎮、広州恒大グループの許家印会長を紹介します。

 イタリア人のリッピ氏が中国代表監督に就任できたのは、大手不動産企業・恒大グループの貢献も大きいといわれています。

 同グループの傘下にある広州恒大は近年、国内はもちろん、世界でも知られる強豪。これまでの成績や今回のリッピ監督の就任により、同グループの許家印会長(58歳、写真右)が再び話題の人物になっています。

 後半の「スペシャル・バスケット」は魯迅に関する演劇を紹介します。今年は中国の文豪・魯迅没後80年に当たります。この秋、仙台に拠点がある「NPO法人 劇団仙台小劇場」による「遠い火~仙台における魯迅~」と題した日本語の舞台が北京、そして、魯迅の故郷・紹興で相次いで公演されました。

 魯迅(本名:周樹人)は1902年に国費留学生として日本にわたり、1904年から1906年まで、仙台医学専門学校で学びました。しかし、その後、医学の勉強を断念して、再び東京に移り、1909年に帰国します。仙台滞在中、体が病んでいる人には医学が利きくが、精神の病んでいる人を救えるのは文学だけと人生の方向を大きく転換しました。仙台は魯迅の人生にとって、ターニングポイント、非常に大きな影響を与えた場所です。

 仙台だから生まれたこの演劇、作り手、役者たちのどのような思いが込められているのでしょうか。北京での公演終了後、演出家や役者の皆さんにインタビューをしました。

 ■写真で見る「遠い火 ~仙台における魯迅~」(北京公演)

北京での初ステージの後、舞台挨拶に立つ石垣政裕さん(作・演出担当)

 2時間目 第2回中日企業家及び元政府高官対話の模様~キヤノン(中国)社・小澤秀樹社長に聞く

 聞き手:王小燕

 11月1日~2日、「第2回中日企業家及び元政府高官対話」が北京で開催されました。この対話は中国の曽培炎元副首相と日本の福田康夫元首相の共同発案により、発足しました。主催は中国国際経済交流センター(CCIEE)と日本経済団体連合会(経団連)。両国経済や産業界の交流と意見交換の場を作ることにより、両国の経済、貿易協力を推し進め、二国間関係の改善に積極的な役割を発揮することを主旨としています。去年11月、その1回目の会合が東京で開かれ、今年の会議は2回目となります。

 今年の対話には、中国側は曽培炎CCIEE理事長をはじめ34名、日本側は福田康夫元首相のほか、榊原経団連会長をはじめ30名が参加しました。先週水曜日の2日、北京で中日間の協力深化を呼びかける共同声明を採択して、閉幕しました。

 この対話はどのような背景で開催され、何が議論され、どのような共通認識に達したのか。中国経済は2013年から成長スピードが鈍化し、いわゆる「新常態」に入っています。その一方、所得レベルの底上げにより、人件費が高くなり、企業活動を取り巻く環境に少しずつ変化が生じています。このような中国を相手に、日本企業は中国でのビジネス展開の将来性をどのように見ているのか。

 番組ではまずは対話の模様を紹介し、それを踏まえ日系企業の中国市場の捉え方についてお届けします。お話を伺ったのは対話に参加した、キャノン株式会社専務執行役員で、キヤノン(中国)有限公司の小澤秀樹社長です。

 
中国向けに開発した自撮り用小型カメラを見せる小澤社長

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