会員登録

9月6日 火曜日

2016-09-06 19:01:32     cri    

1時間目 特別企画・G20杭州サミット番外編

担当:王小燕、斉鵬

 近頃、北京はさわやかな青空が広がり、朝晩は涼しく、大変過ごしやすい日が続いています。

 こんな北京からお送りする今週の番組は、G20首脳会議が終わったばかりの杭州にスポットをあてます。前半はG20のロゴマークに込められた意味、歓迎レセプションのメニュー、文芸の夕べのハイライトなどを振り返ります。後半は、開催地杭州と日本との文化的、歴史的なつながりを紐解きます。

 古くは室町時代の画僧・雪舟(1420-1506)、近代では1921年の芥川龍之介…など多くの日本の文化人が杭州を訪れています。中国人学者・陳小法さんがその著書『杭州と日本の交流史』で、杭州と関係のある日本語として、「饅頭、からすみ、雪隠、尺八、種痘、観潮、径山寺味噌、醤油、茶道」などを挙げていました。今週の後半は、過去の杭州へタイムスリップの旅です。ご一緒しましょう!

2時間目 黄土高原で植樹活動25年――緑の地球ネットワーク・高見邦雄副代表に聞く

聞き手:王小燕

 

(左)高見邦雄副代表 (右)前中久行代表

 1990年代初頭、地球環境サミットがリオデジャネイロで開かれ、環境、資源問題への関心が世界的に高まりました。この時、中国は十数年の改革開放で経済力は伸びてきたものの、生態や環境問題が厳しさを増していました。

 そんな中、高見さんは1991年末に中華全国青年連合会を表敬訪問し、「中国で緑化のお手伝いをしたい」と正式に伝えると、北京から300キロ離れた山西省大同市渾源県を紹介されました。

 その後、数人の仲間と緑化協力の準備を始め、のちに「緑の地球ネットワーク」(GEN)となる組織を作ったのが事の始まりです。

 あれから25年が経ちました。当初の仲間は相次いで活動から抜けていきましたが、高見さんはずっと黄土高原に根ざし、植樹活動を続けてきました。この間、大同で5900ヘクタールの荒れ山に1900万本の木を植え、日本からのボランティアを延べ3700人あまり動員しました。

 この夏も3陣のボランティアグループを率いて、黄土高原での植樹ツアーを実施した高見さん。8月31日、中国人民対外友好協会から「中日友好使者」の名誉称号が授与されました。その授与式の前に、インタビューをしました。

 また、高見さんと共に、農業博士で、黄土高原での植樹活動に専門家として加わった「緑の地球ネットワーク」の前中久行代表にもお話を伺いました。

 25年間、黄土高原での植樹活動に取り組み続けた原動力は何なのか?今後の予定は?

【プロフィール】

高見邦雄(たかみ くにお)さん

日本の認定特定非営利活動法人「緑の地球ネットワーク(GEN)」副代表

 1948年鳥取県生まれ。1966年東京大学理科1類に入学、のちに退学。1992年GENの設立に参加し、同年から山西省大同市での緑化に取り組み現在に至る。

 中国政府「友誼賞」(2001年)、「母なる河を守る行動国際協力賞」(2002年)、おおさか環境賞・大賞(2002年)、大同市政府「環境緑化賞」(2002年)、朝日新聞「明日への環境賞」(2003年)、毎日新聞「毎日国際交流賞」、大同市政府「栄誉市民」(2006年)、2011グリーン中国年度焦点人物(全国緑化委員会、国家林業局など主催)などを受賞。

 2016年8月31日、中国人民対外友好協会から「中日友好使者」の名誉称号を授与される。

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS