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8月22日 月曜日

2016-08-22 16:58:50     cri    

 一時間目:ポケモンブームVS中日の妖怪文化

 <ライフマガジン>

 話題1:夏休みのオタク状態

 中国では、夏休みがまもなく終わります。つい先日発表された大学生の夏休みに関する調査報告によりますと、大学生の半数以上が、夏休みには「ほとんど外出しない」と答え、「オタク」状態になっていることが分かりました。確かに、中国では、「90後(1990年代生まれ)の「オタク」が増えており、実際に会う交流や必要な屋外活動が欠如しているため、社交不安障害になったり、閉鎖的になったり、ひねくれた性格になったりしやすく、うつ病を発症することさえあるようです。

 話題2:海外旅行のスタイル変化

 このほど発された今年上半期の「中国海外旅行者報告」によりますと、上半期には、海外旅行の増加ペースが鈍化したが、その消費構造には、積極的な変化がみられました。支出が増加し、それは主として、より質の高い観光商品を購入するようになったためで、買い物が増えたためではありませんでした。中国人観光客の旅行はあちこち見て回る、駆け足スタイルから、旅を深く楽しむスタイルへと変わりつつあるようです。

 話題3:「ポケモンGO」大流行の理由

 世界で大流行中のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」は、この夏の科学技術界の共通の話題になっています。世界的な現象をおこしたこのゲームについて、業界関係者の多くが、「任天堂の知的財産権(IP)が世界的な大流行の主な原因だ」という見方を示しています。中国のゲームメーカーにとっては、IP保護意識を高め、浮ついた行動を取らないことが今の急務だと見られています。

 話題4:中日の妖怪文化

 日本のアニメには妖や化け物といったキャラクターがよく登場するのですが、その大半は伝統的な妖怪文化の影響を受けています。しかも日本の妖怪の7割は中国からの「輸入品」だと言われています。中日カルチャーショック、今日は、中日の妖怪文化にクローズアップします。妖怪文化、もしくはその形式からすると、中国と日本には、よく似た点が非常に沢山あります。捜神記に出てくる「落頭」という妖怪は日本では「ろくろ首」になっています。また、「山海経」に出てくる天狗は、もともと巨大な犬でしたが、日本では、二本足で歩く、赤い顔、長い鼻があり、うちわを持った妖怪になりました。

 「鬼」という言葉は、中国では声しか聞こえず、形のない幽霊という意味ですが、日本では妖怪の一種です。日本の「鬼」は体長が2.4メートルほどあり、皮膚の色は赤か青、巻き髪で、頭に角が2本生えていて、金棒を持っています。また妖怪文化においては、鬼は日本で祭礼を行う際に邪気を払い、魔除けをする能力を持った妖怪として扱われています。

 二時間目:<変貌中の北京>第4回 巨大製鉄所が北京を去った

 8月から月曜日の2時間目には、「北京暮らし」のSPシリーズとして、変貌中の北京にクローズアップします。今日は4 回目、巨大製鉄所が北京を去ったことについてご紹介します。

 北京の天安門から長安街を西へ17キロ、そこに中国の工業を牽引してきた巨大な製鉄所、「首鋼」と呼ばれて親しまれてきた首都鉄鋼があります。最盛期、五基の高炉を有し、従業員24万人以上、年間鉄鋼生産量は800万トンを超す中国一の製鉄所でもありました。その首都鉄鋼の5号高炉が、2005年6月30日、半世紀近く燃え続けてきた火を落しました。2008年の夏に開催された北京オリンピックまでに、北京の大気を「オリンピック基準」にまで改善することを目指して、二酸化炭素などを大量に排出する製鉄所は、北京から引っ越しました。しかし、移転はオリンピックのためだけではありません。近代化された新しい製鉄所に生まれ変わるためでもあります。

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