一時間目：若者の人気職業VS細部への気配り精神

　＜ライフマガジン＞

　話題1：若者の人気職業

　ネットユーザーの間では、2016年は「就職が最も難しい年」と言われています。今年の新卒生は、過去最多の765万人に達し、今年の職業高校卒業生と進学しない中卒生、高卒生を合わせると、若い就職希望者は約1500万人に上る見込みです。これらの学生は、どのような道を歩むのでしょうか。

　話題2：路上ブチキレ族

　「路上ブチキレ族」とは、乗用車などの自動車を運転するドライバーによる攻撃的行為や、キレる行為を示しています。具体的には、「走行中に渋滞に出くわすと、急に焦り出し、しきりにクラクションを鳴らす」、「歩行者が交通ルールを無視して道路を横切るのを見ると、思わず口汚く罵る」、「他の車に追い越されると、猛スピードで追い抜き返そうとする」、さらには、「人を殴りたくなる衝動に駆（か）られる」などが挙げられます。ドライバーがキレたことは原因で起きる路上での事故がこのところ多く報道され、社会全体の「路上ブチキレ族」に対する関心が次第に高まっています。

　話題3：日本人の細部への気配り精神

　西洋には、「悪魔は細部に宿る」ということわざがあります。この基準を東洋社会に当てはめて考えると、細部へのこだわりがあらゆるところに見られる日本は、まさに「悪魔の国」そのものです。日本人にとって、細部へのこだわりは、わざわざ取り上げられるほどではなく、当然のこととなっているようです。一方、中国人が日本へ行くと、突然「細部の海」へ落とされたかのような気分になり、そのおもてなしには、驚きと喜びを感じます。

　二時間目：＜変貌中の北京＞第2回　中軸線の起点・永定門

　8月から月曜日の2時間目には、「北京暮らし」のSPシリーズとして、変貌中の北京にクローズアップします。今日は2回目、激動の歴史を記憶する故宮周辺についてご紹介します。北京の中軸線は明の時代の永遠を示す「竜脈」として形成されました。特に、紫禁城の「故宮」周辺は15世紀以降の激しく変化した中国の歴史をすべて記憶しています。