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8月5日 金曜日

2016-08-05 16:41:47     cri    

1時間目:世界無形文化遺産、中国西北部の民謡・花児

 「花児」は中国の甘粛省、青海省、寧夏ホイ族自治区一帯の漢民族、回族、トゥー族、トンシャン族、パオアン族、サラール族、ユーグ族、チベット族の間で受け継がれている民謡です。年1回の花児会は、現地住民が催す対歌(男女一問一答の形で歌う)や競歌(歌を競い合う)の集会として受け継がれてきた歌垣で、すでに数百年の歴史があります。

 麦の穂が熟す頃、黄色い菜の花が咲き乱れる季節になり、毎年100以上の花児会が次々と始まります。甘粛省和政県の「松鳴岩花児会」、永靖県の「炳霊寺花児会」、康楽県の「蓮花山花児会」、また寧夏ホイ族自治区の西海固地区の花児会、青海のサラール族の花児会などは、それぞれ特色がありよく知られています。そのうち、松鳴岩花児会と蓮花山花児会は規模が大きく、それぞれ流派の代表になっています。2009年9月に花児は、世界無形文化遺産に指定されました。

 旧暦4月26日から28日まで、毎朝、甘粛省和政県の人々は家を出て、松鳴岩に向うので、通りは人の波であふれます。花児会の主役は歌手です。彼らの歌声が響けば、民衆が自然に集まってきます。老若男女、歌いたい人は、だれでも歌うことができ、誰もが世俗的な束縛にとらわれることなく、思う存分楽しむことができます。

 花児の研究者である蘭州大学の柯楊教授は、即興の花児は、生き生きとした情景に接し、感慨を呼び起こされることで生まれるので、すばらしい歌詞が自由にあふれてくるのだと説明します。

 花児では、生々しくて研究者や他の地域の人々には想像もつかないようなものが飛び出すことがあります。これが民謡・花児が中国西北部文化の魂と呼ばれ、代々伝わってきた所以でしょう。

 皆さん、中国西北部の民謡・花児に興味を持ったら、是非、甘粛省、青海省、寧夏ホイ族自治州など中国の広大な西北部にお出かけください。

2時間目:甘粛省臨夏ホイ族自治州の観光地とグルメ

 2時間目は、世界無形文化遺産・花児の故郷である甘粛省臨夏ホイ族自治州にポットを当てます。ここには、積石関遺跡、積石峡、そして国家4A級の黄河三峡風景名勝地という有名な観光地があります。この時間ではこれらの観光スポットを詳しく紹介します。また、現地有名な飲み物・甜麦子、有名なB級グルメの醸皮子(和え麺のようなもの)を取り上げます。お楽しみに!(まとめ:任春生、チェック:Keiko)

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v 7月29日 金曜日 2016-07-29 20:42:35
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