1時間目：ネットユーザーのタイプVS日本の独身者

＜ライフマガジン＞

話題1：スイカを叩くのか！？

　7月の真夏日、スイカを食べながらテレビを見るのは最高です。さて、スイカを買う時、皆さんはどうやって熟れているか見分けているんですか。中国では、スイカをたたいて、音で判断するという人が特に多いです。ただし、このシンプルな方法は最近インターネット上で、「誰が芸術的にスイカを選べるか」という論争を巻き起こしています。

　というのは、1万人以上を巻き込んだこの論争は、中国版ツィッターの微博（ウェイボー）に最近、イタリアのあるスーパーのスイカ売り場に掲げられた「スイカをたたかないでください。何の反応もありませんから」という注意書きの画像が投稿されたことがきっかけでした。この注意書きはイタリア語で書かれており、中国人のお客さんを対象に掲げられたものではなさそうです。しかし、中国の一部のネットユーザーが「中国のスイカを選ぶ時の慣習に対する挑戦」と見なしました。そして、ネットユーザーからは、すぐに「スイカを叩くというのは世界的な方法」との声が上がっています。ネット上で検索してみると、スイカを叩いた時の音で熟れているかを判断するというのは、世界共通であることが分かりましたし、どのようにスイカを選ぶかに関する各種の動画やブログを見付けることができました。「スイカを叩く」ことを特集した、旧ソ連時代の有名な動画も存在しているというのです。イタリアのスーパーの画像を初めに投稿したのは、ミラノに住むネットユーザーで、いま、この画像は既に削除されました。ちなみに、日本の皆さんはスイカを選ぶ時には、どうやって熟れるかどうかを判断するのでしょうか。スイカを叩く以外、もし何かいい方法やコツがあれば、是非教えてくださいね。

話題2：中国ネットユーザーのタイプ別分類

　モバイルインターネットの時代、ネットユーザーたちはどんな特徴を持っているのでしょうか。中国の大手ポータルサイトの網易（ネットイース）と北京大学の共同研究による報告書「モバイル時代における中国ネットユーザーのタイプ別分類」がこのほど、「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」で発表されました。では、中国のネットユーザーたちは一体どんなタイプに属しているのでしょうか。報告書によりますと、中国のネットユーザーは「学んだ知識の数々をネットで披露」するウンチク族、何事にも臨場感を求めるライブ配信族、最新技術好きのハイテクレンジャーなど、大まかに9つのタイプに分けられます。ライフマガジン、今日の話題はこれに迫りましょう。

話題3：日本の結婚しない若者とアベノミクスの関連性

　日本のある最新調査では、収入の少なさが、日本の未婚男女を結婚に消極的にさせている実態が浮かび上がったということです。共同通信の報道によりますと、明治安田生活福祉研究所が今年3月に、恋愛と結婚をテーマに日本全国の20-40代の男女を対象にインターネットで調査を実施し、約3600人が答えました。調査では、20代では「できるだけ早く結婚したい」、「いずれ結婚したい」との回答が、男性で3年前の67.1%から38.7%に減少し、一方、女性は82.2%から59.0%に落ち込んだことが分かりました。30代では男性が40.3%、女性は45.7%で、いずれも10ポイント以上減っています。この結果を受けて、「この調査結果は、低収入が原因で、日本の若者が結婚に消極的になっている現状を反映しており、その背景としてアベノミクスがその原因となっている可能性がある」と指摘するアナリストもいます。

2時間目：＜ネット中国＞第2回　変化するソーシャルメディア

　中国では、小中学校や大学は7月から、そろそろ夏休みに入ります。夏休みを利用して旅行に出かける学生さんは特に多いですが、どこへも行かず、家に閉じこもっている学生、いわば「お宅」一族も大勢います。何といっても、情報社会では、マウスをクリックするだけで、世界につなぐことが出来ます。

　「ハイウェイ北京」、月曜日の2時間目には、7月のSPシリーズとして、中国のネット事情を取り上げてご紹介します。今日は2回目、変化するソーシャルメディアにクローズアップします。