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1時間目 鹿児島県紹介の反響、稲垣喬方さんが梅蘭芳訪日資料を寄贈

2016-06-28 19:52:58     cri    

担当:王小燕、白昊

 今週は月曜日から金曜日まで天気予報では毎日雷のマーク。北京も雨の多い季節です。日本の九州では豪雨で被害が出ているようです。心からお見舞い申し上げます。

 

6月28日・雨上がりの北京彫刻公園、奥の高いビルがCRI局舎

 今週の番組はまず、5月31日に放送した、鹿児島県紹介のコーナーへのお便りを抜粋してご紹介します。今回も、放送後にも、次から次へと鹿児島のエピソードなどが届きました。中でも、人気ドラマのロケ地や、主人公の出身地などの視点から上海市・Campopさんが書いてくれたメールに感銘を受けました。また、日本の聴取者からの受信報告から、日本人も鹿児島に対して深い愛情があることが良く伝わりました。

 後半は「スペシャル・バスケット」。5月11日に北京にある梅蘭芳記念館で行われた贈呈式を取材しました。

 1956年5月26日~7月16日、『朝日新聞』を初めとした日本の民間団体の招きにより、京劇名優の梅蘭芳を団長、劇作家の欧陽予倩を副団長とする京劇代表団が日本を訪問し、東京、九州、大阪、京都、名古屋などで公演しました。これに先立ち、その前の年(1955年)、市川猿之助が率いる大歌舞伎訪中代表団が中国を訪れ、北京、上海、広州など各地で公演しました。戦争が終了して20年も経っていない当時、平和と文化をキーワードにしたこの2回の交流活動は、歴史に残るものとなりました。

 

(左)梅蘭芳記念館玄関 (右)館内での寄贈式、真ん中が稲垣さん、右端が梅蘭芳のひ孫・梅瑋さん 

 

(左)稲垣さんと握手する秦華生館長(左)、(右)京劇代表団帰国後に稲垣さん宛てに送った礼状

 この2回の公演で大道具の担当として、全コース同行した稲垣喬方さん(85歳)が先日、北京を訪れ、自宅で保管してきた60年前の関連資料を梅蘭芳記念館に寄贈しました。当時の新聞や雑誌の関連報道、舞台裏の写真、梅蘭芳や同じ京劇俳優である娘の梅葆玥・息子の梅葆玖からもらった記念写真、上演演目のパンフレット、中日のスタッフ同士の往来書簡数百点など、厚さにして8センチに達しました。

 「60年も温めてきた宝」をどのような気持ちで寄贈したのか。記念館側、そして、梅家の子孫はこれらの資料をどう受け止めているのか。さらに、60年前に受けたあの感動は、何故今日になっても少しも色褪せていないのか。梅蘭芳記念館で取材しました。

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