安徽省を視察中の中国共産党中央の習近平総書記は26日、中国科学技術大学で先端技術研究院科学技術イノベーション製品展示会を見学し、専門家や大学生たちと交流しました。習総書記は「専門家はより多くの研究成果を上げ、学生はこつこつと勉強してなすべきことをなす人になるように」と期待の言葉をかけました。

　先端技術研究院科学技術イノベーション製品展示会では、中国科学技術大学が研究開発したロボットの曼（マン）ちゃんが、習総書記にあいさつしました。マンちゃんは相手の言葉を聞いたり、答えたりすることができるほか、物事を理解して考えることもできます。習総書記はまた、機械設備製造、新材料、バイオメディカル、新エネルギーなどの分野で収められた研究成果を見学しました。

　習総書記は「イノベーションは共産党の五中全会で提出されたイノベーション、協調（調和）、グリーン（エコ）、開放、共享（共に享受する）という５つの発展理念の最も先頭にある。中国の経済発展は新常態（ニューノーマル）に入っており、新しい動力によって新しい発展を推進しなければならない。イノベーションに頼り、その役割をさらに大きく発揮させ、中国の産業のレベルアップを実現させるべきだ。科学技術のイノベーションについて、外国に完全に依存していては、持続的な発展にはつながらない。開放の戦略を堅持するとともに自主的なイノベーションを促す必要がある。今後、より多くの研究成果が生まれることを望んでいる」と話しました。（殷、謙）