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チャイナビジョン 4月23日

2016-05-09 15:20:07     cri    

 中国国家統計局のウェブサイトによりますと、統計局が2015年11月1日0時を基準に実施したサンプリング調査の結果、中国の総人口は13億7349万人で、そのうち、60歳以上の人口は全体の16.15%を占めているということです。

 それによりますと、大陸の31の省・自治区・直轄市の人口および現役軍人の総数は13億7349万人。2010年11月1日0時を基準とする第6回全国国勢調査時の13億3972万人と比べて、5年間で3377万人が増え、増加率は2.52%、一年あたりの増加率は0.50%となりました。

 また、総人口のうち、0歳から14歳までの人口の割合は0.08ポイント減少、15歳から59歳は2.81ポイント減少、一方で60歳以上は2.89ポイント上昇、65歳以上は1.60ポイント上昇し、高齢化がますます進む傾向にあることが分かりました。

 ところで、政府は今年から、一人っ子政策を廃止し、全ての夫婦に2人目の子どもを持つことを容認する方針を打ち出しました。先月5日から開かれた全国人民代表大会で、政府は2020年までの新たな5カ年計画の草案を発表し、世界最大の人口を抱える中国の人口は2020年までに「およそ14億2000万人」になるとの見通しを明らかにしました。

 さらに、中国の人口は2050年までに約14億5000万人でピークに達すると見込まれています。しかし、労働人口は減り続け、この頃には3人に1人が60歳以上になるとみられ、さらなる高齢化が懸念されています。

 もう一つ、懸念されていることがあります。それは、男女の出生比率がこの30年間連続して、アンバランスな状態となっていることです。このため、中国国家衛生計画出産委員会、商工総局、食品・医薬品監督管理総局などは20日、(遺伝病など)医学的な理由なしに、胎児の性別鑑定の実施や、性別を理由とする人工中絶などの行為に対する処罰をいっそう強化する決定を発表しました。

 男女の出生比率は通常、女児100 人に対して男児が103から107人前後とされていますが、2015年の中国では113.51人となっています。中国は男女比率のアンバランスな状態が世界でもっとも長く続く国であり、影響範囲がもっとも広い国でもあるのです。

 この問題を解決するため、国家衛生計画出産委員会など3部門は2002年に発表された『医学的に理由のない胎児性別鑑定と人工中絶禁止に関する規定』を修正し、計画生育の活動目標と管理責任、違反した場合の法律責任を明確にしました。新しい『規定』は今年の5月1日から実施されることになっています。

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