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チャイナビジョン 4月2日

2016-05-09 15:17:08     cri    

 中国の国営通信社新華社はこのほど、「大変化、大発展、大調整——中国は日増しに世界の舞台の中央に接近する」と題した評論を発表しました。今回のChina Visionは、この評論の内容の重点ポイントをピックアップしてご紹介しましょう。

 世界の大きな変化――新興経済体が「メインテーブルに腰を下ろした」

 G7(先進7カ国財務大臣・中央銀行総裁会議)からG20(財務大臣・中銀総裁会議)まで、新興経済体は先進国と共に「メインテーブルに腰を下ろした」と言えるでしょう。今では、新興経済体と発展途上国の経済に占めるウェイトは先進国を上回っています。成長の減速やアンバランスの問題が現れてはいますが、前者は依然として4 %という全体的な成長を実現させ、先進国の2 %の成長率を上回っています。そしてそれらの経済成長率が先進国を上回れば、それがグローバル経済に占める割合は引き続き上昇する傾向にあるでしょう。国際社会は「ジャングルの世界」から「地球村」に向かっており、相手側には味方がいて、味方側には相手がいるといった運命共同体となることを求めています。

 中国の大きな発展――「中国の奮い立ちは我々のこの時代における最も重大な事件」

 英『フィナンシャル・タイムズ』紙は、「中国の奮い立ちは我々のこの時代における最も重大な事件だと言える。世界の人口の5分の1を占める国が復興を実現し、その影響は計り知れず、世界の重心を西方から東方に移動させた」と論断しました。

 中国が成し遂げた実績は、「奇想天外な歴史の巨大な変化」とも言われています。人類の文明史において、このように急速な経済成長を続け、このように広きにわたる全面的な工業化を行い、このように膨大な規模の貧困削減が完成されたことはかつてありませんでした。

 オーストラリア国立大学のヒュー・ホワイト教授は「まさに200年前の英米の工業革命により、英米に中国を超えさせたことができたように、中国の工業革命も中国に英米に追いつかせ、ないしは追い越させることを実現するだろう」と語っています。

 世界第二の経済体、最大の製造国と貿易国、最も魅力的な投資ホスト国、世界最大の自動車市場、国際観光客の最大の輸出国……今では、多くの肩書きとラベルが中国の奮い立ちを裏付けています。

 世界が中国を再発見――「中国は一種の新しい可能性を与えている」 

 中国は現在かかつてないほどに世界の舞台の中央に歩み寄り、かつてないほどに世界の注目の中心になっています。ますます多くの国が中国を受け入れ、中国の奮い立ちを歓迎し、中国のますます多くの「美しいところ」を発見しています。

 中国と世界の関係に関心を持ち続けているケンブリッジ大学のマーティン・ジャック教授は、「中国経済が絶えず発展するに伴い、中国は世界の多くの国々を引きつけ、中国に対するそれらの見方も変わってきました……それらは中国が一種の新しい可能性を与えているのを見て取ったのです」と語っています。

 中国は世界に深く反哺(はんぽ)の孝を示す――「中国は一種のより健全な奮い立ちの方法を求めている」

 1960~70年代、中国は兄弟のような情熱を持って東アフリカ諸国のタンザン鉄道建設を援助しました。今では、中国はより盛んな熱意を以てアフリカとの共同発展を実現させています。

 「米国が米州全体を主導した際、ラテンアメリカ諸国の依存性法則を創り出し、このような法則がラテンアメリカ諸国の奇形的発展をもたらした。しかし、中国は一種のより健全な奮い立ちの方法を求めつつあり、周辺諸国と発展のボーナスを分かち合っている。」これはシンガポール国立大学の鄭永年教授の「一帯一路」に対する見解です。

 仲睦まじい新世界――「中国は国際システムの貢献者であり、建設者」

 「親・誠・恵・容(親しくすること、誠実に付き合うこと、互恵を目指すこと、寛容な姿勢を貫くこと)」の周辺外交理念、義利両立させ、義を優先させた義利観、パートナーだが同盟を結ばないパートナー提携、協力・ウィンウィンの新型国際関係、一致協力して難関を切り抜ける人類の運命共同体……これらの理念や提案は、中国が自身と世界の関係をチェックして修正する対応への振る舞いであり、また「強権とはすなわち公理」というグローバル・ガバナンスの暗黙のルールをひっそりと変えつつあり、ゼロサムゲームの「冷戦型」の国際秩序観を変えつつもあります。

 「中国は国際システムの参加者に過ぎないということはなく、貢献者であり建設者だ。これは歴史的な役割の転換なのだ」と中国国際問題研究所の学者である阮宗澤氏は語っています。

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