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チャイナビジョン 3月19日

2016-05-09 15:09:39     cri    

 国内外の注目を浴びた中国の国会・全国人民代表大会が今週の火曜日に北京で閉幕しました。会期中、代表たちは少数民族地域の経済発展について見解を発表し、全国の代表と政協委員と討議を行いました。今日のこの時間はこのトピックについて北京放送記者が行ったインタビューをお伝えしましょう。

 「少数民族は、そのほとんどが、風光明媚な辺境の地に暮らしています」

 「貧困は生態系の美しさをしっかり保護することが出来ないように感じています」

 「鉄道は人や物の通り道であるだけでなく、経済の通り道であり、沿線経済効果を生むインフラであると思います」

 習近平国家主席が「綺麗な水源と緑の山は、金の山・銀の山である」という「両つの山」理論を提起し、さらに、「環境は国民生活そのものである」、「環境を保護することは生産力を保護することに通ずる」、「環境を改善することは、即ち生産力の開発に通ずる」という指摘を行ったことは、中国の少数民族地域の発展に重要な指導的意義を持つものです。第12期全国人民代表大会第4回会議に列席した少数民族の代表らは、「李克強首相が『政府活動報告』の中で環境の整備に力を入れ、グリーン発展の新たなブレークスルーを後押しするという方針を打ち出したことに、非常に勇気づけられている」と述べました。第13次5ヵ年計画(2016年~2020年)の期間、少数民族居住地域の業務の要は、環境保護と経済発展のバランスをとること、つまり、経済発展、貧困撲滅、環境改善の三大目標を実現する新しい道を切り開くことです。

 オロチョン族は中国東北部に暮らす人口の最も少ない少数民族です。オロチョン自治旗の旗長で、全国人民代表もである何勝宝さんは「環境保護、ピンポイントの貧困撲滅と経済社会の発展は切っても切れない関係にある」と述べています。

 「現在のところ、中央政府はわが地域を開発制限エリアと定めており、美しい環境の保護に非常に有利な状況ではあるが、貧困のために、この美しい生態系の保護は困難な状況にあり、政府からのより多くの資金援助を望んでいる。祖国の重要な森林資源の保護には、国家の支持が欠かせない」と強調しました。

 貴州省プイ族の全国人民代表・黄恵鈴さんは、第13次五ヵ年計画期間、少数民族の居住する貧困地区への鉄道、道路の建設に取組むことを提案しました。黄さんは、「交通手段の発展は、地元の経済発展モデルに大きな変化をもたらすことになる」とした上で、

 「鉄道が通れば、人や物の通り道としてだけではなく、経済の通り道であり、沿線経済効果を生むインフラであると思います。周りの多くの貧困地域の発展を牽引することができ、交通条件を改善し、周辺地域の経済発展を促進するだけでなく、外部からの経済活動の流入も期待できる」との考えを示しました。

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