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チャイナビジョン 3月5日

2016-05-09 15:08:12     cri    
 今週は、中国の五大発展理念についてお伝えします。

 注目される中国の全人代が今日午前北京で開幕しました。世界第2の経済大国として、中国は今後どのように発展していくかが焦点になりそうです。そんななか、革新、協調、エコ、開放、共有という五大発展理念に注目が集まり、その五大発展理念の具体化も期待されています。

 五大発展理念は、昨年10月の第18期中央委員会第5回全体会議で決まり、第13次五カ年計画が従うべき重要な理念となりました。習近平主席が昨年11月にトルコで行われたG20サミットで説明したことで、五大発展への国際社会の注目はさらに高まっています。

 五大発展理念は経済・社会の発展法則に対する中国指導者の最新の認識と理解を反映しており、伝統的手段では解決できない新たな問題に向き合い、庶民の生活と密接に関係するものです。理論レベルで見ますと、五大発展理念は非常にパイオニア的で、独特の言説体系を形成するものであり、中国経済が新常態(ニューノーマル)に入った後に差し迫って必要となる思想的導きです。

 五大発展理念が打ち出されたことで、世界は中国が発展内外の連動問題を解決し、世界経済ガバナンスに積極的に関与する方針であることがわかり、中国はより高水準の開放型経済になると予測しています。国際社会において中国は一貫して発展事業の積極的な行動者です。この点はすでに国連ミレニアム開発目標の実現における中国の際立って優れた成果に十分に示されており、国連が昨年秋に採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」への中国の力強い支持にも示されています。習主席は、このアジェンダの実行を第13次五カ年計画に盛り込むことを表明するとともに、G20構成国がこのアジェンダ実行の国別計画を策定し、G20全体行動計画もまとめて、世界経済の強固で持続可能かつ均衡ある成長を後押しするよう呼びかけました。

 経済のグローバル化によって各国の発展は連動の緊密性を深め、チャンスを共に共有し、運命を共にする融合的関係を深めています。五大発展理念は中国の影響力の一部ともなり、中国経済の発展を後押しすると同時に、継続的に世界に大きなプラスの波及効果をもたらすと考える識者が国際社会では増えています。このため、国際社会は今日開幕した中国の全人代に注目し、五大発展理念の下の具体的計画から中国と世界各国の共同発展のチャンスを捉えることを期待しています。

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