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チャイナビジョン 2月13日

2016-05-09 14:52:16     cri    

 今日は、昨年、2015年の中国経済成長率についてお伝えします。

 昨年の中国の経済成長率は6.9%で、1990年以来、最低の水準となりました。これを受けて、世界では、中国経済は今ハードランディングを始めているという声が出ています。こうした言い方に対して、中国国家発展改革委員会の徐紹史主任は、事実に合わないとしてそれを否定、次のように述べました。

 「2008年の金融危機以降、中国経済の成長が徐々に減速し、その時から、中国経済はハードランディングするのではないかという言説が出ています。ですが、この説は成立しないと思います。なぜなら、中国は十分な生産設備を有し、市場の需要も大きく、成長空間も大きく、人材の質も高まり、マクロコントロールの経験も積み重ねているからです。これまでの数年間と今後の経済運営状況からも、ハードランディングには当てはまらないことを証明できるでしょう」

 また、徐主任は「中国経済は、その成長速度に変化が見られるものの、合理的なレンジ内で運営されている。成長速度や就業、所得、物価などのマクロコントロールの主な指標からみると、その伸び幅は安定しており、6.9%の成長が達成できたことには満足してよい」としています。さらに、徐主任はこのように語りました。

 「6.9%の成長は予想に見合った結果です。この成長率は、世界経済の大きな調整と、経済貿易の低速成長という背景のもとで実現したものです。また、中国経済の急速なモデルチェンジが行われる中で実現したものでもあります。就職が十分に確保され、物価が安定していれば、我々は急速成長を求めません。そこでなお6.9%の伸びというのは、なかなかの数字だといえます」

 その一方で、中国が世界経済の足を引っ張ったという言い方も出ていますが、徐主任はこれもまた否定しました。徐主任によりますと、昨年、中国のGDPは世界のGDPの約15%を占めました。国際通貨基金(IMF)の統計でも、中国の経済成長の世界に対する貢献率は25%以上で、アメリカを超えたとされ、さらに、中国の海外向け直接投資は1276億ドルにのぼり、2014年比で10%増加したとされています。したがって、中国は依然として世界経済の主な牽引力であると、徐主任は述べています。

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