日本自民党総務会長の二階俊博です。李肇星先生および各方面の方々のご努力により、第1回日中韓公共外交フォーラムが順調に開催される運びとなりました。先ほど、許嘉璐前委員長、高建(コ・ゴン)元首相はいずれも哲学的な高見を発表されました。それを聞かせていただき、非常に啓発を受けました。お二方の発言に全面的に賛成であります。それから、今後、このフォーラムが引き続き開催され、大きな成果をもたらされることを心から願っております。
日中韓3カ国の有識者が幅広く参加し、広く影響を持つ立派なフォーラムを開催されましたことを心から感謝申し上げます。また、このような場をお借りして、基調講演の公演を賜り、非常に光栄に存じております。どのようにして国民と国民のふれあい、国と国とのふれあいを通じて日中韓3カ国の協力的な交流関係を発展させていくのかと、こういう主旨の発言を行いたいと思います。
ご存知の通り、日本では熊本の大震災が発生し、現在も尚余震が続いております。49人が尊い命を失ってしまいました。また、多くの被災者は避難生活を余儀なくされています。地震発生後、中国の習近平国家主席、李克強国務院総理、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領、および両国の多くの一般国民から温かい励ましの言葉をいただきました。この場をお借りして、両国国民に感謝申し上げたいと思います。日中韓3カ国が協力できる分野は非常に多くあり、すでにたくさんの分野で3カ国の協力が行われておりますが、地理的に近接する隣国として、特に防災の問題を取り上げたいと思います。
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