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今年から月曜日の2時間目には、「北京暮らし」のシリーズ番組として、中国在住の日本人が北京のお気に入りスポットや物にまつわるエピソードなどを取り上げてご紹介します。11回目は日本芸術家の目から見た北京暮らしにクローズアップします。前半は、北京で建築士として働いているほか、北方工業大学建築・芸術学院の講師も務めている青山周平さんについてご紹介し、後半は芸術で中国を語る日本の芸術家、オノ・ヨーコさんに迫ります。
広島県出身の青山周平さんは東京大学で建築環境設計を学び、修士号を取得しました。 今は北京のB.L.U.E建築設計事務所で建築士として働いているほか、北方工業大学建築・芸術学院の講師も務めています。学生時代、1年ほどヨーロッパに留学し、東京に戻りました。当時、ヨーロッパと東京、どちらで仕事を探すか考えていました。そんな時に、彼の友人が北京で働いていて、その事務所がちょうど実習生を募集していました。当時は2005年と、北京オリンピックを控えていて、北京の国家スタジアム、中央テレビ局の新館、国家大劇院など、たくさんの建物が建築中でした。学生だった青山さんはそれらの報道をよく目にしていましたし、中国の社会の変化や近代建築の変化にも注目していて、興味を抱きました。初めは数カ月と思っていましたが、結局10年も住んできたということです。
アメリカの前衛アート界において日系アメリカ人の前衛芸術家オノ・ヨーコさんの名がよく知られています。どれほどさまざまな呼称を用いたとしても82歳の彼女にとって、最も多く語られるのは、やはりジョン・レノンの寡婦です。世界各地で数多くの展覧会を行ったオノ・ヨーコが、中国初となる個展を北京の798芸術エリアで開き、中央美術学院の美術館を訪れ、芸術を学ぶ青年たちと、人生や芸術について語り合いました。
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