ハイウェイ北京中国情報ラジオ土曜日曜は今まで放送した一部番組の再放送を行います。今日は「中国メロディー」と「中国昔話」を続けてお送りいたします。それではどうぞ聞いてください！

　春を迎える花都

　ナビゲーター　黄競

　フランスと言ったら、ルーブル美術館やエッフェル塔、ブラジルと言ったら、サッカーやサンバを思い浮かべるでしょうか。では、中国と言ったら、皆さんは何を思い浮かべますか？思わずよだれが出てしまいそうな飲茶、または勇壮で華麗な獅子踊りでしょうか？でも、いま挙げた外国人がイメージする中国の伝統文化は、実はほぼ広東文化を代表するものなのです。今回の中国メロディーは美しい広東音楽とともに、春節期間の広東地方の楽しい祝日文化をお楽しみください。

　中国昔話：「鶴と仙人（下）」　

　担当：白昊

　昔々、張華という気の優しい男が、山で怪我をした一羽の鶴を助けると、鶴を追う男たちをあざむいて、鶴をかくまってやった。鶴が元気を取り戻すまでの一カ月、面倒を見ていた張華が、そろそろ鶴を放そうと思っていると、地元の金持ちである李仁義が、あのとき鶴を苦しめていた数人の手下を引き連れて張華の家にやってきた。李仁義は、その鶴は自分の手下が射止めたものだと言い張り、鶴を奪った。なんと李仁義はその鶴を食べてしまうと言う！鶴に情が芽生えていた張華は、いてもたってもいられず、李仁義の屋敷に忍び込み、鶴を放してやった。しかしそこへ…