1時間目　ノーベル生理学医学賞受賞屠呦呦氏の演説、中国のオンライン教育事情

担当：王小燕、白昊

　「旬な話題」では、先ずノーベル生理学医学賞を受賞した屠呦呦氏が7日、ストックホルムのカロリンスカ研究所で行った講演、そして内外の医学界の反応を紹介します。屠呦呦氏は講演で、中国で1969年から始まったアーテミシニンの開発プロセスを振り返り、チームの仲間へ感謝を伝えました。そして、マラリアの罹患リスクが高い地域で生活している人が、まだ12億人もいることや、一部地域では、薬物耐性も表れている状況を紹介し、世界が一丸となって協力していくことが必要だと訴えました。

　続いて、今月16～18日に浙江省烏鎮で行われる第2回世界インターネット大会の準備状況について紹介します。去年の李克強首相の出席に続いて、今年は習近平主席が出席し、基調講演を行う予定です。テーマは「コネクティビティ・ガバナンス――サイバー空間運命共同体の構築」。この大会の開催にあわせて、千年の歴史がある「烏鎮」の町全体のスマート化も同時に進んでいます。

　後半の「スペシャル・バスケット」は、白昊アナの「広告で見る中国」です。7回目の今回は、中国のインターネットスクール、オンライン教育の事情にフォーカスしてお伝えします。

2時間目　歌がつなぐ中日、歌でたどる友好の時　芹洋子さんに聞く

　今回のCRIインタビューは、先月13日に開催された「四季の歌～中日友好訪中記念北京コンサート」で北京を訪れた芹洋子さんにうかがいました。中日国交正常化以来、最初に北京公演を行った日本人歌手である芹さん。今回は8年ぶりの北京コンサートです。中国とのかかわりや思い出、現在は国家主席夫人となった彭丽媛さんとの歌を通しての交流、四季の歌との出会い、そして、中国に対する思いや中日関係のあるべき姿などをうかがいました。コンサート当日のライブ音源とともにお楽しみください。

【プロフィール】

芹 洋子 （せり ようこ）さん

　1951年　3月10日　東大阪市生まれ

　1961年　小学校4年からテレビに出演。

　1969年　「野に咲くバラのように」でメジャーデビュー

　1970年　NHKテレビ「歌はともだち」に出演

　1972年　キングレコード移籍　再デビュー

　1974年　「秋の国から幸福へ」がヒット。以降、「四季の歌」がミリオンセラーを記録

　　　　　　　　　　　　　　　1978年　NHK紅白歌合戦に出場

　　　　　　　　　　　　　　　1981年　日中文化交流音楽大使として、日本人歌手として北京公演を行う。以後、「四季の歌」が中国でもヒット。

　また、現在までにコマーシャルソングを600曲以上歌い、コマーシャルソングの女王としても知られる

　大阪市営地下鉄開業50周年記念ソングや川崎市制施行60周年記念ソングなども発表している