一時間目　中国の旅、黄山に行こう！

　今日の番組は、中国国際旅行社の梁華さんをゲストに迎えてお送りします。寒くなってくると、北京をはじめとする北方地域から、暖かい海南島の三亜市などに行って、のんびりと冬を過ごす高齢者が増えています。中国ではこれを高齢者の渡り鳥現象と呼んでいます。まず、ゲストの梁華さん、春生アナ、恵子アナの３人がこの海南島について、話します。

　そして、今月の梁華さんおススメの国内の旅です。安徽省の世界遺産である黄山・宏村の2泊3日の観光コースを紹介します。

　黄山は安徽省黄山市内にあり、中国十大名勝地の1つであり、「天下一の奇山」と呼ばれています。1990年に世界文化と自然遺産に登録され、2004年には中国第1陣世界地質公園に選ばれました。これによって、世界ではじめての、世界文化遺産と自然遺産、そして世界地質公園という３つの最高名誉を兼ね備えた観光地となりました。

　黄山の見どころは、前山と後山に分けられます。前山は慈光閣から光明頂までで、温泉、玉屏楼、天海景区一帯を指します。迎客松、半山寺、天都峰、蓮花峰、一線天、鰲魚峰などが主な観光スポットです。後山は雲谷寺から光明頂までで、北海、西海景区一帯を指し、始信峰、獅子峰、排雲亭、西海大渓谷、飛来石、松谷庵が主な観光スポットです。

　梁華さんは、今回黄山の松、岩、温泉、雲海を紹介してくれるほか、典型的な前山の観光コース、慈光閣から光明頂までを紹介してくれます。更に、この観光コースの具体的な料金、交通手段、宿泊ホテルなどの情報もお伝えしますので、中国の旅のプランの参考にしてください。

　お問合せ　担当者：梁華（りょうか）さん

　電話：　86－10－8522－8200　86－10－8522－8220

　メールアドレス：lianghua@cits.com.cn　　いずれも日本語可

　二時間目　CITS　11月の100元バスツアー「北京郊外の司馬台長城・古北水鎮」+中国ミニ辞典「河南省」

　11月の100元バスツアーの目的地は北京郊外の司馬台長城と古北水鎮です。

　司馬台長城は、険しい姿と雄大さをもつ明代の長城で、勾配が急なことから天梯(天へのぼるハシゴ)と呼ばれています。全長は19キロ。絶壁が延々と曲がりくねりながら東西に広がっています。

　東側には城楼が16ヵ所あり、さまざまな形をしています。最も有名なのは第15楼「仙女楼」と第16楼の「望京楼」で、望京楼は最も高い場所にあります。勾配が最も急なのは、第14楼の「天梯」で60度以上あるといわれています。第18楼の「将軍楼」はすばらしい麒麟のレリーフがあります。なお、現在ロープウェーは第8楼まで、歩くコースは12楼までしか見学できません。

　古北水鎮

　明清時代の軍事要衝「古北鎮」に、江南水郷の街並みを模して作った観光リゾート用の水鎮です。運河沿いには昔ながらの売店、食堂、喫茶店などが立ち並び、古きよき時代の風景が目の前に広がります。一日歩いても飽きないところです。

　具体的な観光情報は、番組の中で梁華さんが紹介してくれます。今月の100元バスはここを散策します。 　実施日は2015年11月21日（土）です。

　 2時間目の後半は、「中国ミニ辞典」今回は「河南省」をJALパック中国の王珊珊さんが紹介します。

　お楽しみに！（まとめ：任春生）