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第18回ASEAN+3経済閣僚会議が開催

2015-11-20 14:53:11     cri    
 商務部(商務省)の高虎城部長はこのほど代表団を率いて、マレーシアの首都クアラルンプールで開催された東アジア経済貿易閣僚会議に出席したのに続き、第18回東南アジア諸国連合(ASEAN)‐中国・日本・韓国(ASEAN+3)経済閣僚会議に出席した。同部サイトが伝えた。

 高部長は、「10+3諸国はアジアの、世界の重要なエコノミーであり、アジアの発展・繁栄に対しますます目立った役割を発揮している。中国はアジアとの協力、とりわけ東アジア地域との協力を高度に重視しており、習近平国家主席がうち出した『アジア運命共同体の構築』という重要な理念、及び李克強総理が昨年の10+3首脳会議で強く主張した東アジアの繁栄を実現することは人々にとって福音であるとの考え方に基づき、関連諸国との協力を強化し、世界経済の深いレベルでの調整とリスクの目立った上昇という課題にともに対処し、東アジア地域の経済協力に積極的に参与し、これを推進し、この地域と世界の経済の安定した健全な発展を促進することを願っている」と発言した。

 また高部長は会議の中で、10+3諸国の経済貿易協力の強化に向けて次の3つの意見をうち出した。

 (1)中国はASEAN、日本、韓国とともに貿易投資の円滑化の水準を高めたいと考えており、中国政府は世界貿易機関(WTO)の議定書「貿易円滑化協定」の決定を受け入れており、まだこの議定書を受け入れていないASEAN国家が国内プロセスの推進を加速させ、一日も早く議定書を受け入れ、協定ができるだけ早く効果を発揮することが、第10回閣僚会議の重要な成果になることを願う。

 (2)中国はASEAN、日本、韓国との自由貿易圏構築を強化し、圏内の商品、サービス、資金の流動がより自由になることを促進する。重点は韓国とともに中韓自由貿易協定(FTA)の推進に努力し、それぞれが国内の承認手続きを終わらせ、FTAを早期に発効させること。中日韓FTA交渉が進展を得られるよう後押しすること。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の推進に向けて貢献すること。年内に中国とASEANのFTA交渉が終わるよう努力すること、などだ。

 (3)中国はASEAN、日本、韓国とともに東アジア産業チェーン、東アジアバリューチェーンをめぐる協力を推進し、生産能力と設備製造との協力を強化し、21世紀海上シルクロードの建設を共同で推進し、それぞれの強みを十分に発揮し、強みによって不足を補い合い、効率よく運営され、協力してウィンウィンを達成する域内の産業チェーンとバリューチェーンを構築したい考えだ。

今回の会議には、ASEAN10カ国の経済貿易部門の責任者、ASEAN事務局長、韓国産業通商資源部の尹相直大臣、日本経済産業省の宮沢洋一大臣が出席し、中国の意見に積極的な反応をみせた。中国からは商務部(商務省)の王受文副部長も出席した。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年8月24日

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