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11月10日 火曜日

2015-11-10 18:29:12     cri    

1時間目 外国籍取得選手に対する中国社会の見方、武術日本代表の北京強化合宿

 担当:王小燕、白昊

 今年も11月11日が目前に迫っています。数字の1、シングルが4つも並ぶことから、「独身者の日」として知られていたこの日は、数年前から「ダブル11」と呼ばれるネットショッピングの日になりました。ネットショップは大々的なセールを行い、売上高は年々更新されています。果たして今年はどうなるのか・・・気になります。

 今回の番組は「スポーツの秋」にちなんで、まずは「旬な話題」では「火の鳥NIPPON」で活躍している松本亜弥華選手(中国名:王亜辰)を例に、中国出身のスポーツ選手が外国籍を取った場合、中国社会ではどんな風に受け止められるのかを紹介します。

 続いては中国発祥「武術太極拳」の世界選手権関連の動きです。第13回武術世界選手権大会(2年毎開催)が11~18日、インドネシアのジャカルタで開かれます。中国人の孫健明ヘッドコーチが率いる日本代表はこれに先立ち、先日、北京で強化合宿を行いました。前大会ではメダル2個を取得した日本代表ですが、今回はベテランと若手が半々の8人です。確かな結果を出すために、北京でどのような練習をしたのか。孫ヘッドコーチと選手の皆さんに話を聞いてみました。

  
 写真左はコーチを囲んだ日本代表、右は中国人の孫健明コーチ。

 

2時間目 【文化の秋シリーズ】青年書画家、デザイナー・鄧宇さんに聞く(下)

 聞き手:王小燕、高橋恵子

 書道で、「個性を出すことを重視する」日本に対して、中国は「臨書など基礎を重んじる」と鄧さんは言います。

 同じように漢字を使い、源を同じくしながらも、「書道は中国と日本とでその後、趣の異なる道を歩んできた」だからこそ、日本と書の交流を行った時、鄧さんは新鮮に感じたと振り返ります。

 デザインにも非常に関心がある鄧さん、大学では美術大学のデザイン専攻に進学。亀倉雄策(1915年 - 1997年)、福田 繁雄(1932 - 2009)、永井一正(1929年生れ)など日本人デザイナーに魅せられ、北京の大学を卒業後、デザインを学ぶために日本へ留学。その一方で、書への愛情も持ち続け、教えたり、展覧会を開いたりと日本社会とかかわり続けてきました。

 書で結ばれた日本との交流をめぐり、今回も引き続き鄧宇さんに話を伺います。

   
写真(左)は2012年、弟・鄧寧と東京で開催した「鄧兄弟展」図録の表紙、(右)は揮ごうする鄧兄弟。

【プロフィール】

 鄧宇(とう・う)さん

 1974年生まれ。中央工芸美術学院(現在は清華大学美術学院)グラフィック・デザイン科を卒業。中国国際出版グループを経て、日本国立東京芸術大学大学院美術研究科に留学。現在、株式会社日本デザインセンター在籍。

 1985年、第3回日中友好書道展に書道作品を出品し、中国大使館賞を受賞。

 1986年、1988年と2回訪日し、書画芸術交流活動を行う。書道作品、水墨画作品にて数々の賞を受賞し、日本、シンガポール、カナダなどの美術館や個人に収蔵される。

 1996年11月、ポスター「基本法・平和のハト」のデザインにより香港復帰を迎える中国政府の最優秀ポスター賞(中華人民共和国国務院新聞弁公室特別賞)を受賞、全国にこのポスターが掲示される。

 1997年3月、包装デザイン「宇村陶芸」が、第1回「包装・デザイン」全国新人コンペティションにおいて金賞を受賞。この他、多くのデザイン作品が賞をとり、「中国デザイン年鑑」にも収録されている。

 2002年12月、日本東京銀座画廊・美術館と新潟天寿園にて「日中国交正常化30周年記念・楮墨擷芳――鄧宇・鄧寧作品展」を開催。

 2007年7月、日本東京日中友好会館美術館にて「日中国交正常化35周年記念・楮墨擷芳(ちょくぼく けつほう)――鄧宇・鄧寧作品展」を開催。

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