20151103-22.mp3
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聞き手:王小燕、高橋恵子
文化の秋。今月の「CRIインタビュー」は文化をテーマにお届けします。今週と来週は中国と日本の間を行き来して活躍している青年書画家、デザイナー・鄧宇さんにお話を伺います。
鄧さんは1986年、12歳の時「少年書法代表」として初訪日。4歳下の弟さん・鄧寧と共に書や画を通して、日本と深い縁を結びました。北京の美術大学在学中、日本の広告大手「電通」後援の広告人材の育成プロジェクトに参加。大学卒業後、デザインの修士課程へ進むため、東京へ留学。その後、鄧さんは日本の会社に就職し、現在は中国と日本の間を行き来し活躍しています。今回のインタビューでは、書との出会い、少年時代に訪日した時の思い出、書を通して知り合った日本の人々などをめぐって伺います。
(左)1986年、少年書道家の代表として交流に参加した鄧宇さん
(右)1989年、神戸市書画芸術交流に参加した鄧寧さん
(左)『亀』 (草書) 鄧宇 (右)『墨遊』(水墨画) 鄧寧
ところで、同じ漢字を使いながらも、中国ではどちらかというと草書に近い達筆が良く見られるのに対して、日本では楷書に近い丁寧な字を書く人が多いように思います。何故このような好みの違いが生じてきたのでしょうか。また、初訪日した12歳の鄧宇さんの目に、日本の子どもたちの書はどんな風に映ったのでしょうか。その特徴は?詳しくはどうぞ番組をお聞きください。
【プロフィール】
鄧宇(とう・う)さん
1974年生まれ。中央工芸美術学院(現在は清華大学美術学院)グラフィック・デザイン科を卒業。中国国際出版グループを経て、日本国立東京芸術大学大学院美術研究科に留学。現在、株式会社日本デザインセンター在籍。
1985年、第3回日中友好書道展に書道作品を出品し、中国大使館賞を受賞。
1986年、1988年と2回訪日し、書画芸術交流活動を行う。書道作品、水墨画作品にて数々の賞を受賞し、日本、シンガポール、カナダなどの美術館や個人により収蔵。
1996年11月、ポスター「基本法・平和のハト」のデザインにより香港復帰を迎える中国政府の最優秀ポスター賞(中華人民共和国国務院新聞弁公室特別賞)を受賞、全国に貼り出される。
1997年3月、包装デザイン「宇村陶芸」が、第1回「包装・デザイン」全国新人コンペティションにおいて金賞を受賞。多くのデザイン作品が賞を受け、「中国デザイン年鑑」にも収録されている。
2002年12月、日本東京銀座画廊・美術館と新潟天寿園にて「日中国交正常化30周年記念・楮墨擷芳――鄧宇・鄧寧作品展」を開催。
2007年7月、日本東京日中友好会館美術館にて「日中国交正常化35周年記念・楮墨擷芳(ちょくぼく けつほう)――鄧宇・鄧寧作品展」を開催。
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