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11月3日 火曜日

2015-11-03 19:54:08     cri    

1時間目 中日韓関係のこれから、NHK交響楽団北京公演

担当:王小燕、白昊

 11月1日、第6回「中日韓首脳会議」が行われました。これは3年半ぶりの首脳会議で、56項目の「北東アジアの平和と協力のための共同宣言」が発表されました。同時に、中国の李克強首相と日本の安倍晋三首相の初めての会談も開かれました。東アジアの3カ国協力と二国間関係に前向きな動きが見られる中、「第2回中日青年学者フォーラム」が中国北京の国際関係学院で開かれました。主催は中国社会科学院日本研究所と日本東京財団。「中国と日本:共に未来に向かうにはどうすればよいか」をテーマに、両国の若手研究者15人が熱く議論した非公式討論会のほか、約100人の大学生を交えた公開フォーラムも開かれました。両国の専門家は今回の3カ国首脳会議、中日の首相会談の開催は今後の二国間関係、地域の協力にどんな影響を与えると考えているのでしょうか。中国社会科学院日本研究所の楊伯江副所長と東京財団の小原凡司(おはら・ぼんじ)研究員にそれぞれお話を伺いました。「旬な話題」でお届けします。

 後半の「スペシャル・バスケット」は、「日中交流集中月間」メイン行事の1つ「NHK交響楽団北京公演」です。同楽団にとって2012年以来3年ぶりの北京公演となります。白昊アナと高橋恵子アナが取材してきました。熱気溢れる会場の様子のほか、今回コンサートの指揮者で、作曲家でもある中国のタン・ドゥン(Tan Dun)さん、バイオリストの諏訪内晶子さんのインタビューなども、ぜひお聞きください。

2時間目 【文化の秋シリーズ】青年書画家、デザイナー・鄧宇さんに聞く
聞き手:王小燕、高橋恵子

 

 文化の秋。今月の「CRIインタビュー」は文化をテーマにお届けします。今週と来週は中国と日本の間を行き来して活躍している青年書画家、デザイナー・鄧宇さんにお話を伺います。

 鄧さんは1986年、12歳の時「少年書法代表」として初訪日。4歳下の弟さん・鄧寧と共に書や画を通して、日本と深い縁を結びました。北京の美術大学在学中、日本の広告大手「電通」後援の広告人材の育成プロジェクトに参加。大学卒業後、デザインの修士課程へ進むため、東京へ留学。その後、鄧さんは日本の会社に就職し、現在は中国と日本の間を行き来し活躍しています。今回のインタビューでは、書との出会い、少年時代に訪日した時の思い出、書を通して知り合った日本の人々などをめぐって伺います。

  

(左)1986年、少年書道家の代表として交流に参加した鄧宇さん

(右)1989年、神戸市書画芸術交流に参加した鄧寧さん

    

(左)『亀』 (草書) 鄧宇      (右)『墨遊』(水墨画) 鄧寧

 ところで、同じ漢字を使いながらも、中国ではどちらかというと草書に近い達筆が良く見られるのに対して、日本では楷書に近い丁寧な字を書く人が多いように思います。何故このような好みの違いが生じてきたのでしょうか。また、初訪日した12歳の鄧宇さんの目に、日本の子どもたちの書はどんな風に映ったのでしょうか。その特徴は?詳しくはどうぞ番組をお聞きください。

【プロフィール】

鄧宇(とう・う)さん

1974年生まれ。中央工芸美術学院(現在は清華大学美術学院)グラフィック・デザイン科を卒業。中国国際出版グループを経て、日本国立東京芸術大学大学院美術研究科に留学。現在、株式会社日本デザインセンター在籍。

1985年、第3回日中友好書道展に書道作品を出品し、中国大使館賞を受賞。

1986年、1988年と2回訪日し、書画芸術交流活動を行う。書道作品、水墨画作品にて数々の賞を受賞し、日本、シンガポール、カナダなどの美術館や個人により収蔵。

1996年11月、ポスター「基本法・平和のハト」のデザインにより香港復帰を迎える中国政府の最優秀ポスター賞(中華人民共和国国務院新聞弁公室特別賞)を受賞、全国に貼り出される。

1997年3月、包装デザイン「宇村陶芸」が、第1回「包装・デザイン」全国新人コンペティションにおいて金賞を受賞。多くのデザイン作品が賞を受け、「中国デザイン年鑑」にも収録されている。

2002年12月、日本東京銀座画廊・美術館と新潟天寿園にて「日中国交正常化30周年記念・楮墨擷芳――鄧宇・鄧寧作品展」を開催。

2007年7月、日本東京日中友好会館美術館にて「日中国交正常化35周年記念・楮墨擷芳(ちょくぼく けつほう)――鄧宇・鄧寧作品展」を開催。

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