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二時間目 世界陸上を支える日本企業

2015-09-08 19:51:07     cri    

 セイコーホールディングス株式会社 取締役 チーフブランディングオフィサー

 高橋修司さんに聞く

 今回のCRIインタビューは、先月下旬に北京で開催された世界陸上を支える日本企業というテーマでお送ります。中国では初めての開催となる世界陸上が北京五輪でお馴染みになった「鳥巣」で9日間に渡って開催されました。このオフィシャルタイマーを担当したのが日本のセイコーです。そのセイコー ホールディングス株式会社取締役、チーフブランディング・オフィサーの高橋修司さんにお話をうかがいました。セイコーは過去には東京五輪でもオフィシャルタイマーを担当しました。それから半世紀以上の間、世界陸上競技連盟からの信頼も厚く、様々な大会でオフィシャルタイマーを担当してきました。その舞台裏や半世紀の間の技術の進歩、今回の大会での新技術などについて教えていただきました。また、セイコーと中国とのかかわりや高橋修司さんご自身と中国とのかかわりや中国に対する興味などについてもうかがいました。

 今回の新機材

・トラックサイドクロック

 トラックの四隅に選手、観客に向けて置かれているタイムの表示板。色彩豊かなフルカラーLED素子を採用し見やすくなっている。

・風向風速表示板

 超音波を利用して水平方向のみならず上下の風も感知可能。この情報を瞬時に処理し追い風方向に換算し表示板に表示。LED化で見やすくなっている。

・周回表示板

 LED化と三面表示により、選手、観客ともにどこからでも見やすくなっている。

参考

・フィールドイベントボード

 競技の進行状況や結果、選手の紹介などを伝えるデジタル表示板。前回世界陸上モスクワ大会から導入され、ディスプレイが3面に配され色彩豊かなフルカラーLED素子の採用とあわせて観客席のどこからでも見やすくなっている。

【プロフィール】

 セイコーホールディングス株式会社

1881年(明治14年) 服部金太郎氏によって創業。

1892年(明治25年) 精工舎設立。掛け時計の製造を開始。

1913年(大正2年)  国産初の腕時計を発売

1932年(昭和7年)  東京銀座に和光時計塔、和光本館が竣工

1964年(昭和39年) 東京オリンピックで公式時計、オフィシャルタイマーを務める。

以後、5大会連続で担当。

1968年(昭和43年)  国産初のデスクトップコンピューターを発売

1982年(昭和57年)  世界初のテレビウオッチを発売

1985年(昭和60年)  世界初の外食産業用オーダリングシステムを発売

2005年(平成17年)  無水銀酸化銀電池を開発。水銀による環境負荷提言を実現

2012年(平成24年)  世界初のGPSソーラーウオッチを発売

2014年(平成26年)  世界初の家庭向け衛星電波クロックを発売

高橋修司(たかはし しゅうじ)

1957年生まれ

1980年3月   早稲田大学理工学部卒業

4月 株式会社 服部時計店(現セイコーホールディングス株式会社) 入社

現在は、セイコーホールディングス株式会社 取締役 チーフブランディングオフィサー

   兼セイコーウオッチ株式会社取締役・専務執行役員

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