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曲4 シベリアから

2015-08-25 17:09:03     cri    

 シベリアの冬 土も凍る さいはての荒野

 明日私は 生きて目覚めるだろうか

 過酷な労働と 飢えと寒さは 死と隣り合わせの日々だった

 

 元兵士1 国を出てから十年。村には許嫁もいたが、もう嫁にでも行っただろうか、、、

 元兵士2 日本には、いったいいつ帰れるんだ。

 ソ連兵士 ダモイ ダモイ ヤポンスキー キコク キコクだ

 元兵士1 え? キコクだって? (兵士たち ほんとうか など)

 元兵士2 今度こそ 帰れるのか (兵士たち 喜びの声)

 

 薄靄(うすもや)の中 貨車は走る 白樺林を抜け

 シベリア 果てしない原野の中 貨車は走る

 

 元兵士2 おい へんだぞ 日本に向かっていない。

 元兵士1 そんなはずは、、、まさか、、、

 元兵士2 綏芬河(すいふんが)という駅だ。ここはもしかして、、、

 

 男声合唱 貨車の扉があくと そこは再び中国だった

      どこへ行くのか これからどうなるのか

      不安におののく 兵士たちの群れ

 

 元兵士2 乗り換えた列車は、白いカバー付きの座席でした。それまでの熱地獄の貨車とは大違いで

 元兵士1 車内で配られた肉入りスープと饅頭(マントウ)がなんてうまいのか、、涙が出ました。

 ナレーション ついたところは 撫順戦犯管理所でした。

 

 そこは かつて日本が作った牢獄 中国の人々を苦しめた地獄の監獄

 

 ナレーション 偽満洲国皇帝愛新覚羅溥儀や関東軍の将校達と969名の兵士達が、

       戦犯としてソ連から中国に引き渡されたのです。

 戦犯2 俺たちは戦犯なんかじゃない。

 戦犯1 戦争なんだ。上官に命令されただけだ。自分たちに責任はない。

 戦犯たち そうだ そうだ (責任はない など)

 戦犯1 いつか 殺されるんだろうか。

 職員(中国人)  戦犯管理所の職員に任命された時は光栄だと思いました。

        ですが、いざ日本兵を見ると、腹が立って腹が立って・・・

        飯櫃を蹴飛ばし、泥のまま料理したことも・・・

 看護婦(中国婦人) 私の子どもは、一歳で日本軍の鬼に殺されました。

 看護婦として 戦犯の世話をするようになるなんて、、、 気が狂いそうでした。

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