一時間目 「配船アプリ」が注目の的、中国の「土司」遺跡が世界遺産に登録、北京で空手道を体験
jingji
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今週の北京は天気予報では、「サウナデー」と呼ばれる熱帯夜が出るかもしれないと言われています。北京もそろそろ本格的な夏の到来です。南の江蘇省ではまだ梅雨の真っ最中で、集中豪雨により街中の道路が浸水してしまいました。
こんな江蘇省では最近、「配車アプリ」ならぬの「配船アプリ」が公開され、話題になっています。物流業の効率アップとコストダウンを図るためのアプリですが、この春、全人代の政府活動報告で李克強首相が打ち出した「インターネット+」とのかかわりでたいへん注目されています。
続いて、ドイツのボンで、明治日本の産業革命遺産の登録と同時に、登録された中国の「土司」遺跡群をご紹介します。中国にとって48件目の世界遺産となります。「土司」制度とは、元代(1271-1368年)以降、中国の中央王朝が北西や南西の境界に接する諸民族を統治する方法で、現地の官僚が先祖伝来の所領において世襲でポストに着くことを認める制度です。王小燕アナが10数年前に湖南省永順県にある老司城を取材しました。当時の思い出話もあわせてお聞きください。
「スペシャル・バスケット」では、先月30日北京にある日本大使館文化センターで行われた空手道を紹介するイベントに白昊アナと恵子アナが出かけて取材しました。
二時間目 特別企画「私にとっての戦争と平和」~早稲田大学・元総長西原春夫さんと中国とのかかわり
1937年の7月7日。中国の東北部で植民地支配をしていた日本軍は北京市郊外で盧溝橋事変を起こしました。この事件により、日本による中国への侵略戦争が全面的に勃発しました。
その後、戦争は1945年まで、8年間も続きました。
1945年8月15日、日本の首都・東京。敗戦と共に、17歳の一人の少年が衝撃的な夏を過ごしました。それまで自分が受けていた教育が、あるべき姿と全く反対のものだったことを、その時に初めて知ったと彼は振り返りました。17歳の夏の衝撃、少年のその後の人生にどのような影響を及ぼしたのでしょうか。
今週は7月7日放送特別企画、「戦後70年 私にとっての戦争と平和」でお送りします。早稲田大学元総長で、刑法学者の西原春夫さんと中国とのかかわりにスポットを当てます。
この5月31日、「日中刑事法学の現在と未来」と題した学術シンポジウムが北京にある中国人民大学で行われました。100人ほどしか収容できない会議室にはこの日、中日双方の刑法学者、学生ら約160人がつめかけました。教壇のあるステージの端にまで学生たちが座り、立ち見の人も大勢いました。
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