会員登録

一時間目 「ライフマガジン」と「北京暮らし」、絵文字VS百子湾

2015-05-18 15:51:47     cri    


 <ライフマガジン>

 話題1:中国で一番使われる絵文字

 話題2:イケメンの就活難

 話題3:オフィスで嫌われる行為

 <北京暮らし・北京の町巡り>

 <北京暮らし>のシリーズコラム「北京の町巡り」でご紹介していきたいと思います。今回は北京の巨大住宅エリア、「百子湾」です。

 数字の「百」に「子供」の「子」、それに「東京湾」の「湾」と書く「百子湾」は、北京東部の朝陽区にあります。これまでご紹介した「回龍観」や「天通苑」と同じく、北京の経済的住宅エリアの一つです。世界遺産にも登録された北京と杭州を結ぶ「京杭大運河」の北京に流れ込む支流・「通恵河」の川沿いに位置し、北京市の中心地「天安門」からおよそ10キロ離れた場所で、周辺の居住人口は15万人余りということです。

 歴史書によりますと、中華人民共和国の成立前、この辺りは稗(ヒエ)の栽培をしていた小さな村で、「稗子湾(稗の村)」と名づけられました。中国語では、「稗(ヒエ)」の発音は「Bai」なので、数字の「百」とイントネーションが違うだけなので、いつの頃からか「百子湾」という名前で呼ばれるようになりました。その後、21世紀に入り、住宅の商品化に伴い、この辺りにも価格の安い、いわゆる「経済的住宅」の建設が始まり、大きな住宅団地が相次いで現れました。また、ここは北京市東部の交通の中枢、数字の「四」に「恩恵」の「恵」と書く「四恵」からとても近いので、交通はとても便利です。さらに、北京のCBD(セントラル・ビジネスエリア)の中心地「国貿(国際貿易センター)」から僅か5キロしか離れていないので、CBDのオフィスに通勤しているホワイトカラーの多くがここを住処に選びました。

 また、「百子湾」という町には、北京市東部で、とても有名な自由市場、「東」に「郊外」の「郊」と書く「東郊市場」があります。この「通恵河」という川に沿って東西に延びる「東郊市場」の東側は、魚や肉などの生鮮食品や生活雑貨、お茶などを扱う市場で、西側は果物や野菜、花の市場です。 市場内は、自転車や車も走れるほど広くなっています。その道路の両側に間口の狭い小さな売店がびっしりと並んで、衣料品や携帯電話、瀬戸物、籐製品、掃除道具から、亀や金魚の屋台まで。置かれている品は多種多様、何でも揃っています。また、奥に進むと、「鮮魚館」、「調理器具館」「茶館」といった専門の売店がちらほらと見られます。

 このような自由市場で日常生活に関わるものをすべて買えます。しかも、値段はスーバーやデパートで買うより、数倍お手頃です。自由市場をぶらぶら散策すると、あっという間に半日が過ぎてしまいました。聞くところによりますと、北京市のインフラ整備を進めるため、このような自由市場はいつか取り壊され、消えるかもしれないということです。古い北京の様子を伝えてくれる北京の自由市場、チャンスのある方はぜひ一度訪れてみてください。昔ながらの北京らしい雰囲気を思う存分味わえますよ。百子湾へのアクセスは、地下鉄7号線に乗って「百子湾」駅で降りれば着きます。

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS