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4月8日(水)その⑧  法門寺

2015-04-09 13:17:18     cri    


法門寺の塔

 西安市の西120km程の宝鶏市の扶風県にあり、東漢の時代に建てられたお寺。境内には塔があり、法門寺は、1987年塔の修復時に、塔の下の地下宮殿からお釈迦様の指の部分の遺骨(仏舎利)が発見されたことで有名です。地下宮殿から発見された仏舎利は全部で4つあり、そのうち1つだけが本物で、あとの3つは本物から複製したものとされていますが、仏教の世界では4つともお釈迦様の真身舎利として崇められています。指の部分の舎利は、唯一法門寺にしか存在しません。秦の兵馬俑坑とともに、陝西省での重大な発見と言われています。


指の像

 仏教の経典によると、古代インドのアショカ王が仏法を発達させるために、お釈迦様の真身舎利を分骨して、世界各地で84000基の仏塔を建てたといいます。中国では19基建てられ、法門寺はその中の一つです。

 地下宮殿にはまた、唐代以前の2499点の金銀器、ガラス器、陶磁器や絹織物などの宝物が納められていました。法門寺珍宝館では、それら宝物をはじめ、仏舎利を納めていた箱も見ることができます。


八重の宝箱


白玉棺

 地下宮殿は、毎月旧暦の一日、十五日、土曜日、日曜日そして祭日に開放されるということです。私たちは残念ながらそれを目にすることはできませんでしたが、法門寺の規模の大きさや偉大さを肌で感じることができ、撮影禁止のお釈迦様の仏像を目の前にした時には、誰も一言も話さず、ただじっと見入っていました。(林)


「一花 一世界 一葉 一菩提」

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