jpwenhua20150323
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一時間目、「ライフマガジン」と「北京暮らし」、中国の魅力都市VS花郷
<ライフマガジン>
話題①:世界の苦痛指数ランキング!
話題②:紫禁城の夜間開放
話題③:外国人にとって最も魅力ある中国の都市
<北京暮らし・北京の町巡り>
<北京暮らし>のシリーズコラム「北京の町巡り」でご紹介していきたいと思います。今回ご紹介するのは、北京南部の町、「花郷」です。
「花」に「故郷」の「郷」と書く「花郷」は、北京西南部の豊台区にあり、市の中心部・天安門から10キロ離れています。域内面積は50平方キロで、15の村からなります。住民は約20万4千人で、そのうち、北京に戸籍を持つ北京市民は僅か5万4000人ほどで、残りの約15万人はほとんど地方からの外来人口です。
名前どおり、「花郷」は有名な花の産地です。河北地区の大河、「永遠」の「永」に「定め」の「河」と書く「永定河」の河床沿いにあり、この辺りの土壌には水分が十分含まれています。さらにそれだけでなく、上流から流れてきたミネラル成分もたっぷり含まれているため、花の栽培に最適といわれています。その歴史は長く、2000年ほど前の漢の時代から、隋、唐、そして明と清の時代まで、花郷は中国北方で有名な花産地で、皇帝や貴族たち専用の花を栽培して献上してきました。
花の栽培は地元住民にとって長い世代にわたって受け継がれてきたことで、新中国が成立してからも、ここは北京一の切り花の生産と販売基地となっています。特に改革開放以降、温室栽培の発展に伴い、花郷の花栽培事業はいっそう飛躍し、ビジネスカンファレンスに花を提供したり、この場所自体がレジャー・観光地まで発展してきました。北京オリンピックの際、表彰台に立つ選手たちに捧げられた花束に使われた花は、主にここで栽培されたものです。いま、ここには、北京最大の花取引センターのほか、北京国際切り花生産基地、生け花博物館、温室ガーデンなどが集まり、北京市南部最大の物流センターでもあります。
花の産地のほか、花郷と言えば、もう一つの特徴も忘れてはなりません。北京市最大の中古車取引市場があるのです。1985年に発足した北京中古車取引市場は、2002年に「花郷」に引っ越してきて、人々に「花郷中古車市場」と呼ばれています。中には、様々な中古車やカー用品が沢山並んでいて、全国各地から人々が訪れています。さらに、2011年9月、ここには、北京自動車博物館が開館し、北京国際自動車博覧センターのランドマークとして知られました。建築面積4万9000平方メートルの自動車博物館は5階建てで、自動車展、テーマ展、自動車関連科学技術展、アトラクションエリア、学術交流ホールなどの施設からなっています。
しかし、外来人口が多い花郷では、高級な住宅団地は少なく、ほとんどのマンションやアパートは貸家です。この面から言えば、住む場所としては、治安にやや不安が残ります。花郷へ行くなら、地下鉄9号線の「科怡路」駅、地下鉄10号線の「首都経済貿易大学」駅が最寄り駅となります。
二時間目 中華美人伝奇 第3回 西漢篇
中国では、3月8日の「国際女性デー」にちなんで、3月に女性に関するイベントなどが沢山催され、女性にまつわる話題なども多く取り上げられます。古来より、「英雄も美人の関所には苦労する」と言われるように、英雄の背後には、美女が付き物です。中国の歴史上において、美女に関する言い伝えや物語は数多くあります。
そして、【ハイウェイ北京】、月曜日の2時間目は新しいスペシャル、中華美人伝奇を企画しました。中国の歴史上において、有名な美女の物語を取り上げてご紹介します。今回は3回目として、中国の西漢時代の4大美女、呂后(りょこう)、阿嬌(あきょう)、衛子夫(えいしふ)、李夫人(りふじん)の物語をご紹介しました。いずれも皇帝の寵愛した女性で、3人はかつて皇后でした。でも、女性の幸せは権力とは関係ないみたいですね。来週も引き続き漢の時代の美女に迫ります。
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