記者が1日に侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館から得た情報によると、南京大虐殺による犠牲者氏名が刻まれた壁に87人の名前が追加された。現時点で、10,505人の南京大虐殺犠牲者氏名が壁に刻印されている。
南京大虐殺遇難同胞記念館の南側に位置する犠牲者氏名が刻まれた壁「俗称、泣壁」、は中国社会科学院の院士で、東南大学建築設計研究院の院長を務める斉康教授が設計したもので、上方に南京大虐殺犠牲者氏名が刻印されている。1995年初めに設立された当時は、3,000人の名前が刻まれ、旧日本軍が虐殺した30万人の同胞を象徴していた。その後、2007年、2011年及び2013年に複数回にわたって「泣壁」に名前が追加され、現在は10,418人の南京大虐殺犠牲者氏名が刻まれている。
侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館の朱成山館長は、次のように述べた。犠牲者氏名の収集は、南京大虐殺の歴史研究における重要課題だ。年代が遥か昔で、戦乱などの数々の原因によって、作業は難航している。現在、収集された約1万人余りの犠牲者氏名は主に戦後初期の南京市抗戦損失調査委員会、南京大虐殺案敵人罪行調査委員会の調査及び新中国成立以降の各時期に生存者の口頭証言、出版された各種史料及び犠牲者の遺族から提供された。
2013年4月から現在までに、遺族による登録などの多数のルートを経て、記念館が新たに収集した87人の犠牲者の氏名を「泣壁」の上方に刻印する。現時点で、10,505人の南京大虐殺犠牲者の氏名が壁に刻まれている。
今年12月13日は最初の中国侵略日本軍南京大虐殺犠牲者国家公祭日となる。江蘇省宣伝部門は1日、国家追悼日の前後に、江蘇省と南京市が全社会に向けて5種類21項目の「国恥を忘れず、中華の夢をかなえる」愛国主義教育活動を展開すると通告した。 (新華網日本語)
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