マカオ特別行政区はマカオ半島、タイパ島（氹仔島）とコロアネ島（路環島）からなる。沿岸の大規模な埋立てにより、総面積は19世紀の10.28平方キロメートルから現在の31.3平方キロメートルになった。マカオ半島とタイパ島は澳氹大橋、友誼大橋と西湾大橋でつながっている。タイパ島とコロアネ島は埋立てにより現在では陸続きになっている。

　マカオの総人口は61.45万、平均人口密度は1平方キロメートル当たり約2万人で、世界で最も人口密度が高い地域の1つである。住民の95.5%は中国系住民、残りの4.5%はポルトガル末裔を含む他民族の住民からなっている。

　北はアジア大陸に隣接し、南は海に面していて、年間の平均気温は22.6℃と高い。冬は降雨量が少なく、比較的乾燥している。夏は高温多湿で、雨季を迎える。毎年5月～10月が台風シーズンになっている。