雁栖湖は北京郊外の懐柔区市街から北に8キロの燕山のふもとにある。北には雄大な万里の長城、南には見渡す限りの華北平原が望め、景色がすばらしい水上の楽園である。雁栖湖の水面が広く、水は澄みきっており、毎年春と秋には雁の群がここで羽を休めるため、雁栖湖と名付けられた。

　1986年以来、懐柔区政府は資金投入を拡大し、複数の観光地区を作った。現在、雁栖湖は北京市民がレジャーを楽しむ場となっており、2000年には中国国家観光局により国家4Aクラスの風景区と定められた。

　北京は雁栖湖で2014年のアジア太平洋経済協力（APEC）首脳会合を主催する。APEC公式ウェブサイト、公式ロゴマークのデザインなども完成している。北京は13年ぶりに再びAPECの首脳会合を主催することになる。