会員登録

仁川について

2014-09-19 10:03:51     cri    

 概要

 首都ソウルから40キロ圏に位置する港湾都市であり、内陸にあるソウルの外港として発展しました。また郊外地域は首都圏のベッドタウンに組み込まれています。さらに中華街を擁するといった点で、日本の横浜市と共通点のある都市と言えます。

 1883年に港が開かれたときには人口はわずか4700人余りでありました。しかし漢江の河口に開かれた港はその利便性の高さから発展しました。その当時は済物浦(チェムルポ・さいもっぽ)と呼ばれていました。

 現在、ソウルとは地下鉄で結ばれており、共通の運賃で利用することができます。このため、仁川からソウルへの通勤客も多く、その近さゆえに1つの経済圏を形成しています。人口は約290万人で、ソウル、釜山に次いで韓国で3番目であるが、ソウルのベッドタウンとしての性格が強いため、実質的には「第3の都市」と認識されてはいません。この点もまた横浜市(人口は日本で2番目)との共通点です。

 1979年に人口100万人、1992年に200万人、1999年に250万人を突破しました。それまでと比較すると増加率は鈍くなっているが、人口増加は続いています。

 2001年に仁川国際空港が開港したことで韓国の空の玄関口となり、日本でいう成田市の役割も持つこととなりました。仁川国際空港が属する中区と成田市は1998年に友好都市の提携をしています。

 2002年の日韓共催ワールドカップに合わせ建設が進められた仁川国際空港は自由貿易地域に指定されており、もう一つの自由貿易地域である釜山・鎮海自由貿易地域とともに金融・経済のハブとなるべく外資誘致を積極的に行っています。新空港近くの松島(ソンド)地区には韓国版シリコンバレーと呼ばれる情報産業団地(松島情報化新都市)も造成中です。

 近代都市としての顔を持つ一方、江華郡など広大な農村部も含み、市の面積の21%は水田であり、44%は森林です。

 また、プロ野球チームのSKワイバーンズ、プロサッカークラブの仁川ユナイテッドFCが本拠地としています。 2014年にはアジア競技大会が開催される予定です。一方で、無理な開発が祟り、市の予算に対する負債比率は39.8%にまで達し市の財政は完全に破綻したため大きな問題となっています。

 気候

 最高気温極値は38.9℃(1949年8月16日)、最低気温極値は-21.0℃(1931年1月11日)、過去最深積雪43.8cm(1922年3月23日)です。

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS